GOURMET

2022.06.06

麻布 黒しゃり|腸を元気にする会員制インナービューティ鮨

食に対して尋常ではない情熱を傾ける、秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が厳選したとっておきの店を紹介する、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2022」。凛としたカウンターで、美しいにぎりを口に運ぶ。それは頬が緩む口福な瞬間。鮨には人を幸せにする不思議な力がある。【Part5:弩級な鮨】

麻布黒しゃり

皮目を炙った金目鯛は飛ばし柚子で爽やかに。脂としゃりが相性抜群。

見城徹「翌朝、身体がスッキリ軽くなるよ。できれば週に1回は行きたいね」

究極の腸活メソッドを研究し、商品開発。エステプロ・ラボが、唯一無二の黒いデトックス鮨の店を昨年オープンさせた。

 インナービューティ鮨って何ですか?

 腸の健康を徹底的に研究した鮨なんだ。しゃりが真っ黒!

 えっ!? イカ墨ですか?

 炭です。あとは酵素、アガベシロップ……、10年熟成の赤酢も。要はエステプロ・ラボという、デトックスで健康を追求している会社の直営なんです。

 酵素ファスティングの!

麻布黒しゃり

黒しゃりのデトックス効果の説明のあと、目の前でしゃり切りの実演が始まる。

麻布黒しゃり

鮪は『やま幸』から、黒しゃりに合うものを届けてもらっている(料理はすべて¥33,000~の極みコースの一例)。

 高温で加熱した活性炭は、小さい孔が無数に開いていて腸の中で悪者をどんどん吸着して外に出してくれるんだって。ダイエット先進国のアメリカでは炭を混ぜたジュースやサプリメントが注目を集めているらしく、エステプロ・ラボも5〜6年前に水や食事にふりかける炭パウダーを開発したんだ。そのほかにも自社商品をうまく組み合わせている。お米も土壌の微生物にこだわって、石川県のプロラボファームで自家栽培しているんだよ。

 美味しいんですか?

 これが美味しいんだよ。親方の織田( 一志/かずし)さんは青森の鮨屋の二代目で、同級生の漁師さんから産直で送られてくる旬の極上品に加えて、鮪をはじめ『やま幸』からもネタを仕入れている。相当に研究熱心な人ですよ。オーナーに世界で勝負できる鮨を研究したいと自ら申し出た人ですから。

 確かに健康意識の高いセレブリティが多いNYやLAなら注目されそうですね。

麻布黒しゃり

黒しゃりの透け具合が美しいイカ。

麻布黒しゃり

親方・織田一志氏曰く「美味しい鮨でデトックスという唯一無二の体験を」。

 最初にどうして身体によいのかという説明があって、その後、目の前でしゃり切りを実演。そういうのも外国人に喜ばれそうだよね。近い将来NYかドバイに店を出すって。連日、会食の多いみんなにも行っていただきたい。翌日身体がスッキリするのが実感できますよ。

 お酒は健康のために控えて、とか言われないですか?

 それは大丈夫。逆に最初に酒に酔いにくくなるサプリを出してくれます(笑)。結構スペシャルな日本酒が揃っていたよ。

 それはぜひ行ってみたいですね。

麻布黒しゃり

「身体と心の健康は腸が握っている」というエステプロ・ラボの信念が掲げられている。

麻布黒しゃり

織田氏の出身地、青森から運んだ樹齢500年を超えるヒバの天然木のカウンターが黒を基調にしたインテリアに映える。

Azabu Kuroshari
住所:非公開
TEL:非公開
営業時間:17:00~/20:00~(2部制)
定休日:日曜、祝日
席数:カウンター10席、個室1室(~5名)
料金:コース¥33,000~
※完全会員制、ゲーテ読者限定で初回入店可能

【ゲーテイスト2022】※6月24日までに全公開!
「秘密の店」
「和の神髄」
「洋の絢爛」
「名人の店」
「弩級な鮨」
「肉の魔力」

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=鈴木拓也

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