ワイン好き垂涎のレアものから誰もが知るグラン・ヴァンまで。会食の席で、プライベートで出合ってきたプレミアムなワインは数知れず。そんなワインマニア・藤田晋の魂を揺さ振り、記憶に深く刻まれているという銘柄を一挙に格づけ! 高品質ワインが想像以上にお手頃価格。ここ1年間でいい意味で裏切られた、藤田的コスパ高な3本。
クメウ・リヴァー コディントン・シャルドネ 2014【1st】
世界で一番難しいとされるワイン資格、マスター・オブ・ワインをニュージーランドで初めて取得した醸造家が造る白ワイン。「ブラインドテイスティングで出され、とんでもない高級ワインと間違えた」と、トラウマ的な思い出とともに推挙。2014年は既に完売。
¥6,820(2016年)
テッド ピノ・ノワール マウント・エドワード【2nd】
産地は、ニュージーランド最南端のセントラル・オタゴ。有機栽培でも病害が発生しづらい冷涼さで、健全なブドウを収穫できる。「経営者仲間でも屈指の飲み手であるKADOKAWAの夏野剛さんに教えてもらった。フレッシュな味わいで、喉越しがシルキー」。
¥4,895(2017年)
ロッカ・ブルナ アパッシメント【3rd】
乾燥させたブドウを用い、濃密なエキス分をワインに仕上げたイタリアの赤。「ワタナベエンターテインメントの吉田正樹会長から『まず値段を調べずに飲んでみて』とのコメントつきでもらった、会食での手土産。ややスパイシーで親しみやすく、美味しい」。
約¥2,000(2018年)
※ワインの価格は編集部調べ。「Cellar Watch」(1ドル=約¥110[2021年4月1日時点])と「wine-searcher」、ワイン輸入元の価格などを参考に算出。
Illustration=酒井真織