GOURMET

2019.02.04

西麻布に進出した愛媛・松山の名店『和敬』

あらゆるジャンルの名店がひしめく西麻布にオープンした日本料理の新店。愛媛・松山から進出したベテランに注目したい。

【画像】和敬

温もりのある味わいともてなし

店主の竹村竜二氏は愛媛県出身。道後温泉『ふなや』で修業を重ね、上京後は南麻布の名店『分とく山 本店』野﨑洋光氏の下で腕に磨きをかけた。その後、松山に帰郷し、『日本料理 和敬』を開業。

2018年にはミシュランガイド広島・愛媛特別版にて和食唯一の二つ星を獲得。昨年11月に西麻布の地に暖簾を掲げ、新しいステージに挑戦している。

メニューは昼夜とも完全予約制のおまかせコースのみ。この時季なら、先付けには揚げて香りを引き立たせた胡麻豆腐を。2品目の「飯蒸し」はスペシャリテのひとつ。温もりある味わいに肩の力も抜けるというもの。盛りこみの美しい八寸に、フグやスッポンといった贅沢な食材も登場。締めの土鍋ご飯は季節を感じさせる内容で、満足度を押し上げる。

「不易流行」「和敬清寂」を信念にした手厚いもてなしに魅了されるはずだ。

【画像】和敬

東京・西麻布で人気を博したタイ料理『ライステラス』の跡地に2018年11月オープン。居心地のよいカウンター席に加え、入口左手に個室も併設されている。

【画像】和敬

揚げ胡麻豆腐。ゴマの風味が際立つ先付け。ウニの旨味で奥行きのある味わいに仕上がっている。

【画像】和敬

飯蒸し。季節の魚介ともち米を蒸し上げた、季節感も楽しみな定番の品。この日はズワイガニ、三つ葉と半熟卵を合わせて。「脂質を加えると旨味が増します」と、竹村氏。

【画像】和敬

八寸。粟麩とうなぎの山椒、くわいせんべい、小エビの唐揚げ、カラスミもち、黒バイ貝の煮物、むかごとレーズン、くるみのチーズ寄せ。料理はすべて¥13,000のコースより。

Wakei
TEL:03-3486-0149
住所:東京都港区西麻布2-7-9 1F
営業時間:12:00〜14:30(前日までに要予約)/18:00〜L.O.21:00
休み:日曜(月曜祝日の場合は営業、月曜休み)
席:カウンター7席、個室1室(2~6名)
料理:コース昼¥6,800・夜¥13,000

TEXT=粂 真美子

PHOTOGRAPH=原 務

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