GOURMET

2018.04.06

monk|京都ならではの具材でセンスが光るピッツァ屋

仕事に励む多忙な大人こそ、適度な息抜きと刺激が必要だ。地方都市に、郊外に、あるいは彼方の山奥に最善策はある。堪能すべき至高の美味を求めて。いざ、足を運ばん!

monk

小山薫堂「センスの光る、薪焼きの名店です」

小山 今、肉でも薪焼きの店が流行っていますが、京都で薪焼きといえば『monk』です。

秋元 ステーキ屋さんなの?

小山 いや、メインはピッツァ。

見城 野菜でも何でも薪で焼くと旨くなるよな。

小山 そうなんです。毎朝、シェフが大原の市場で旬の野菜を仕入れてくるんですが、その野菜の薪焼きが本当に旨い。シンプルだけど、素材のエネルギーがものすごいんです。

秋元 アラカルトなの?

小山 7000円のコースのみです。最初にピッツァ生地の素焼きが出てきて、上にパルミジャーノチーズをかけただけなんですが、出だしから心を摑まれる感じ。それでスープ、野菜、お肉と続いて、ピッツァは6種くらいあるんですが、そのなかから選ぶというスタイルです。

空間デザインは「スタジオ ドーナツ」に依頼。

空間デザインは「スタジオ ドーナツ」に依頼。薪窯での調理風景が見られるカウンター席は早めの予約がお薦め。

見城 コースでピッツァが食べられるのは面白いね。

小山 店主の今井義浩さんは、もともと軽井沢の『エンボカ』にいたんですって。それで京都の店の立ち上げの時に移って、3年前に独立したそうです。

見城 それは旨いでしょ。間違いなく。『エンボカ』からずっと薪焼きでやっているんだもん。

小山 哲学の道を歩いていたら、センスのいいお店があるなぁと思って。実際に行ってみたら、予想以上に素敵でした。カウンター越しにピッツァを焼くのも眺められて。

秋元 どんなピッツァがあるの?

小山 時期によって替わるみたいですが、鯖とか九条ネギとか京都の猟師さんが獲った鹿肉のラグーとか。小麦の味がしっかりしていて香ばしいから生地だけでも旨いんですけど、具材使いにもセンスがあるんです。

見城 いいなぁ。哲学の道というロケーションもいい。京都で行くべき店がまた増えたよ。

季節の野菜の窯焼き。

季節の野菜の窯焼き。大原の市場で仕入れる紫人参や里芋、ブロッコリーなど旬の野菜を窯焼きにし、塩のみで味つけ。野菜の瑞々しさと力強い味わいに驚く。

コースの最初に登場する素焼きのピッツァ。

コースの最初に登場する素焼きのピッツァ。小麦の味をしっかり感じられる“名刺代わり”のひと品。※料理は一例。コース¥7,000

モンク
TEL:075-748-1154
住所:京都府京都市左京区浄土寺下南田町147
営業時間:17:30~20:00(最終入店)
休み:月曜、第1日曜
座席数:カウンター6席、テーブル8席、個室なし

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=富澤 元

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