多くの時計愛好家にとって憧れの存在である手巻き式クロノグラフの金字塔「ダトグラフ」。その最新モデルは、25年間の歩みを示している。
時計愛好家の心を摑む「ダトグラフ」25周年モデル、誕生
高級時計を愛する者にとって、1999年に誕生したA. ランゲ&ゾーネの「ダトグラフ」は神話である。
当時のクロノグラフといえば、自動巻き式が当たり前。扱いに手間がかかる手巻き式クロノグラフは、アナログな機械式時計のなかで絶滅危惧種でもあった。
では、なぜ「ダトグラフ」は神話となったのか? それは圧倒的に美しかったからである。ムーブメントのパーツを、その形状や仕上げ、ビスや穴石にいたるまですべてが完璧な美しさで構成。また、ダイヤル面は30分積算計とスモールセコンドを6時方向へと下げることで、アウトサイズデイトと正三角形の位置関係となり、均整の取れたバランスとなった。美しくも個性的なデザインと完璧なるムーブメントを持った「ダトグラフ」は、瞬く間に時計愛好家の心を摑んだのだった。
「ダトグラフ」は2012年にパワーリザーブ表示を加え、モデル名も「ダトグラフ・アップ/ダウン」に変更。さらに永久カレンダーやトゥールビヨンなども追加し、より美しく、より高度に進化していく。そして25周年を迎える2024年は、その集大成ともいえるモデルが誕生した。
「ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨン・ハニーゴールド“ルーメン”」は、ダトグラフが歩んできた進化の足跡をすべて網羅し、ブランドの独自素材であるハニーゴールドのケースや、暗い場所でもパーツ類が明るく輝く“ルーメン”仕様を取り入れたもの。新たに開発された自社製キャリバーは684個のパーツで構成され、完璧なるハーモニーを奏でている。
A. ランゲ&ゾーネのスローガンである「Never Stand Still(決して立ち止まらない)」は、まさに「ダトグラフ」が体現してきたといえよう。そして25年間の積み重ねから生まれたこの1本は、次へと歩みを進めるための新たな一歩となるのだ。
クロノグラフの新たな地平を切り拓いた不朽の名作
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A. ランゲ&ゾーネ TEL:0120-23-1845