時間とは決して後戻りはできず、過ぎ去っていくものである。だからこそ多忙な現代人は、流れる時を大切にしたい。静かに時を刻むパルミジャーニ・フルリエの時計は、その一助となるだろう。
意識せず感じるところに本物の美が隠れている
流れる時間は誰の上にも平等であり、そして人生という時間は有限である。だからこそ、日々仕事に邁進するエグゼクティブにとって、時間ほど大切なものはない。時間を大切にしたいと願うからこそ、人は美しい時計に惹かれ、時間を楽しもうとするのだろう。
パルミジャーニ・フルリエは、ミニマルかつ美しい、そして徹底してディテールにこだわった時計をつくり、人生という時間を豊かに彩る。しかも、それは自社製ムーブメントや独自性の高い機構にとどまらず、デザインそのものが研ぎ澄まされた感性から生まれているのだ。
そもそもブランド創始者のミシェル・パルミジャーニ氏は、自然界にあまた存在する黄金比やフィボナッチ数列を好み、その公式を当てはめてロゴのデザインや針の形状、ギョーシェの図案を考案したという。そのためパルミジャーニ・フルリエの時計は、目にしただけで美しいという感情が心の奥底から湧き上がってくる。
なかでも、ブランド設立25周年となる2021年にスタートした「トンダ PF」コレクションは、パルミジャーニ・フルリエの美へのこだわりと唯一無二のメカニズムへの探求心を秘めた時計だ。
忙しく動き回る秒針を敢えて設けず、静かに時が流れるダイヤルにはバーリーコーン(麦の穂)と呼ばれる精密なギョーシェ彫りを施した。そしてベゼルにはローレット加工を施すが、その刻みの数は220本もの細かい仕上げになっており、光と影がつくりだす表情も見どころとなるだろう。
SNSを開けばこれ見よがしな投稿ばかりが目につく時代のなか、さり気なくよいものを楽しむことこそが品格ある行為になる。ミニマルで慎ましやか、奥ゆかしく、心に染み入る美しさに溢れるトンダ PFコレクションは、まさにパルミジャーニ・フルリエの「引き算の美学」を体現する存在。美しい時間で心を満たす、静謐(せいひつ)な時計なのだ。
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パルミジャーニ・フルリエ pfd.japan@parmigiani.com