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2023.08.21

オーデマ ピゲ、世界初の体験型施設「AP LAB Tokyo」にWONKが潜入

時計界における革命児オーデマ ピゲが、表参道にオープンした体験型施設「AP LAB Tokyo」。ゲームを通して機械式時計について学ぶという、ある意味で実験的ともいえるこのラボに、音楽の新境地を探るバンドWONKが足を踏み入れた。

「AP LAB Tokyo」に立つWONK
モダンなエクステリアが目印の「AP LAB Tokyo」にて。本社があるスイス、ル・ブラッシュの「ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲ」のガラスパビリオンに設置されているものと同じ、ブロンズ色のメッシュが特徴的。

「AP LAB Tokyo」で新感覚の時計体験。共鳴する実験精神

今までにない先鋭的なサウンドメイクで多くのリスナーの心を摑んでいるバンド、WONK。エクスペリメンタル・ソウルバンドと自らを表現する彼らが、2023年夏、オーデマ ピゲがオープンした新施設「AP LAB Tokyo」を訪問。1875年から創業家による経営を続ける、スイス高級時計の名門のクリエーションに触れた。

オーデマ ピゲの世界初となるエデュテインメント施設は、2フロア構成。1階は時間、素材、機構、音、天体という5つのテーマに沿ったゲームを通じて機械式時計やオーデマ ピゲの歴史を学べるエリアとなっている。

「AP LAB Tokyo」のATELIER
「ATELIER」と称される5つのゲームコーナーがモダンな空間に展開される1階。
「AP LAB Tokyo」のMATERIALS
時計作りと関連する素材を手触りだけで回答する「MATERIALS」のコーナー。

複数のパーツが精密に絡み合う機械式時計。時計を動かすための歯車の輪列を自力で組み立てるゲームに、一同は挑戦。いち早く正解にたどりついたのが、もともと機械式時計に関心があったという井上だ。

「自分はケースや針、ムーブメントなどのパーツを買い集めて簡単な時計を組み立てた経験もあります。ただ実際にこうやって内部構造を目の当たりにして、高級時計の面白さというかすごさを再認識できました」(井上)

井上幹氏
井上幹/Kan Inoue(Bass,Guitar)
1990年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。レコーディング・ミキシング・マスタリングエンジニアとして、多数の音楽作品に参加。一方、ゲーム会社に勤務しサウンド制作なども行う。

荒田はすべての歯車が嚙み合った時の気持ちよさを、自身の趣味である野球に例える。

「ちょっと大げさですけど、うまくホームランを打てた時の快感にも近いような気がします。いろんな条件がバチッとハマッた感覚というか」(荒田)

荒田洸氏
荒田洸/Hikaru Arata(Drums,Producer)
1992年東京都生まれ。WONKのリーダー。両親の影響でヒップホップやジャズを聴きながら育ち、小学生でドラムを始める。また大の野球好きであり、現在も野球を続けている。

他にも、機械式時計の仕組みやオーデマ ピゲの時計に使われる素材について学ぶゲームをひとしきり体験。

「普段は機械式時計に触れる機会がなく知らないことだらけでしたが、その奥深さには驚きました。パーペチュアルカレンダーやミニッツリピーターなど、複雑機構にも俄然興味が湧いてきましたね」(荒田)

続いて、1階の全ゲームをクリアした人のみが進める2階のマスタークラスへ。ここではサテン仕上げやポリッシング、ペルラージュ仕上げなど、高級時計製造に関連する技術にチャレンジできる。

「すべてが初体験」(長塚)というなか、各自がオートオルロジュリーの装飾やフロステッド加工にトライ。「やば! パーツ小さすぎでしょ!」(江﨑)と悪戦苦闘しつつも、時計師にも教わりながらオーデマ ピゲが誇る職人の技術の一端を体感した。

「AP LAB Tokyo」の2階
2階では、フロステッド加工やカレンダーの組み立てなども体験可能。

音楽と時計に共通する“手仕事”の重要性

すべての体験を終え、4人はどのように感じたのだろうか。

「オーデマ ピゲの時計って、美しいじゃないですか。美しいと思えるモノの背景にはやっぱり人がいるんだと改めて実感しましたし、人間の手仕事の尊さがすごく腑に落ちました」(江﨑)

人の手仕事に関しては、音楽との共通項も見いだしたようだ。

「職人がブレスレットのコマをひとつひとつ磨いているという話がありましたが、そのこだわりも見る人が見ればわかるんだろうなと。今は機械の打ちこみで音をつくることも多いですが、それだけじゃ味気ないというか深みが出ないような気もしていて、僕らは楽器の演奏、生の音を大事にしています」(江﨑)

江﨑文武氏
江﨑文武/Ayatake Ezaki(Piano,Keyboard)
1992年福岡県生まれ。東京藝術大学を卒業後、東京大学大学院にて修士課程修了。4歳からピアノを、7歳から作曲を学び、多くの映画やアニメーションの楽曲も手がけている。

「正確性や効率だけを追求したモノ作りをするならば、すべてを機械に任せたほうがいい。でも、それでは人の心は動かせないんじゃないでしょうか。その点で、人の手作業によって組み立て、仕上げられたオーデマ ピゲは、もはや芸術品の域に近づいていると思います」(井上)

大量生産大量消費が当たり前の現代にあって、あえて手間暇をかけてモノ作りをする。人はその背景に思いをめぐらせ、感動し、ワクワクする。

「機能性の向上や効率化と人間が感じる喜びは、別のところにあると思う。僕は趣味でフィルム写真を撮るのですが、自分で現像するのも、そのプロセスを見るのも好き。ちょっとした手間や回り道に喜びを感じるんです」(江﨑)

シェフとしてのキャリアも持つ長塚は、料理の話にリンクさせてイメージを膨らます。

「一流の素材を一流の料理人が時間をかけて仕上げていく。美味しい料理を食べている時の満足感は、そこに注がれてきた時間も同時に味わっているから感じるんだと思います」(長塚)

長塚健斗氏
長塚健斗/Kento Nagatsuka(Vocal)
1990年東京都生まれ。幼少期からバイオリンを習い、高校生の時に現メンバーの井上とバンドを結成。フレンチレストランのシェフを務めた経験もあり、今なお料理人としても活躍中。

“日本の音楽の再定義”をテーマに掲げるWONKの目指す先には、いったい何があるのだろうか。

「今はとにかく、音楽を続けていきたい。モノ作りで100%納得がいくことってないんです。作れば作るほど解像度が高まっていくので、より高みを目指したくなる。時計作りに携わる人たちも、同じような思いを抱えているんじゃないかな」(荒田)

「完成形がわかっていたら、それをトレースすればいい。わからないから、僕らは音楽をつくり続けているんです」(井上)

実験的な楽曲で次世代音楽シーンを切り拓くWONK。その姿勢は、どこかオーデマ ピゲとも重なって見える。

熟練職人の手仕事を見るWONK
途中まで組み立てたムーブメントに、パーツを載せる体験ができる。熟練職人の手仕事に身を乗りだして見る4人。

WONK
2013年に結成された4人組バンド。R&B、ジャズ、ソウル、はたまたロックからヒップホップまで、多様な音楽をミックスした独自の世界観を構築。その自由な感性から生みだされる楽曲は、年齢を問わず幅広い層から人気を集めている。2023年6月1日に最新シングル『Passione』をリリース。
www.wonk.tokyo

WONKの4人が着用した時計

WONK着用時計
左から、長塚着用:ロイヤル オーク オートマティック、井上着用:CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ、江﨑着用:CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ スター ホイール、荒田着用:ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ。

「ロイヤル オーク オフショア 30年の歩み」も開催中

「ロイヤル オーク オフショア 30年の歩み」

1993年にエクストリームスポーツウォッチとして誕生した「ロイヤル オーク オフショア」の、生誕30周年を記念して開催中。貴重なモデルを含む20点のアーカイブが展示されている。

会場:オーデマ ピゲ ブティック 銀座 B1(東京都中央区銀座6-5-13)
会期:2023年12月末まで
時間:12:00〜19:00(18:00最終受付)
入場料金:無料(事前予約優先)
問い合わせ:03-6830-0788

「AP LAB Tokyo」の外観
AP LAB Tokyo
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-9
TEL:03-6633-7000
時間:11:00〜19:00(18:00最終受付)
定休日:火曜

問い合わせ
オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000

TEXT=髙村将司

PHOTOGRAPH=川田有二

HAIR&MAKE-UP=渡辺康則(AWAKE)

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