2023年は、近年まれにみるラグジュアリーウォッチの当たり年。本特集ではその中でも特に、“美しい時計”を厳選。今回は、ハリー・ウィンストンを紹介する。【特集 美しい時計】
時計専業ではないからこそ、想像を超えた時計が生まれる
ジュエラーズウォッチが、存在感を増している。素材や仕上げ、審美性に対する意識は極めて高く、そこに時計技術を融合させることで専業ブランドとは違った美しさを持つ時計を作っている。
その代表格がハリー・ウィンストン。ニューヨーク発祥のハイジュエラーで、“キング ・オブ・ダイヤモンド”と称される名門だが、スウォッチグループの傘下となり、ジュネーブ近郊のプラン・レ・ワットに時計工場を建設。時計製造のノウハウを吸収しつつも、ハリー・ウィンストンには時計産業の古い伝統に縛られない圧倒的な自由さがある。
美しいデザインの裏にある大胆な発想を楽しむのが、正しい付き合い方なのだ。
HW オーシャン・デイト ムーンフェイズ オートマティック 42㎜
時刻表示をオフセンターにして生じたスペースに、針式の大型カレンダーを配置。独特のバランスで華やかな時間を演出する。細部までダイヤモンドをセッティングし、ハイジュエラーらしい美意識も楽しめる。
▶︎ Dial
ハリー・ウィンストンは、時刻表示をオフセンターにするデザインを得意とする。
▶︎ Diamond
ケースやダイヤル、バックルには合計352個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドをセッティング。
▶︎ Mother of Pearl
真珠母貝(ぼがい)を薄くカットしたマザー・オブ・パールも、ハリー・ウィンストンが好むダイヤル素材。光によって美しく色を変化させる。
HW オーシャン・ウォーターフォール オートマティック 42㎜
6時位置に30秒タイプのレトログラード式セコンドを搭載。その絶え間ない動きは、じっと見つめていたくなる。日本限定10本。
プロジェクトZ16
航空宇宙産業で用いられる特殊金属ザリウムを用いた限定シリーズで、初となるトリプルカレンダー表示を採用した。世界限定100本。
問い合わせ
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション TEL:0120-346-376