スイスの時計ブランド「ブレゲ(Breguet)」から、メゾン初のトゥールビヨンの特許が承認された6月26日に合わせて、鎖引き伝達機構を採用した、ブルーとアンスラサイトカラーのコントラストが美しい新作モデルが発表された。
新作モデル「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」
18世紀のヨーロッパでは、装身具の一種であった懐中時計は、紳士が身に着けるベストのポケットに縦の姿勢で収められることが常だった。故に、重力によって時計の精度に影響が出ていた。そんな時代に、時計の性能の問題に挑んだスイスの時計職人・アブラアン-ルイ・ブレゲが、初めてトゥールビヨンを発明。1801年6月26日に特許が認可された。
そんな時計の歴史を大きく変えた記念すべき日に合わせて、ブレゲから「トラディション」コレクションの新しいモデルが登場した。
今回、ブレゲから発表された「トラディション トゥールビヨン・フュゼ 7047」は、フュゼ・チェーン・トランスミッション(鎖引き伝達機構)を採用。主ゼンマイの巻き上げ量にかかわらず、一定の動力(コンスタントフォース)を供給しながら、時計に規則正しい歩度がもたらされるように最適化する高性能な機構だ。
また、2022年5月に発表されたモデル「トラディション レトログラード デイト 7597」から採用された、ブルーとアンスラサイトカラーのコントラストが、エレガントな大人の印象を演出。フュゼ(鎖引き)のチェーンやキャリッジ、ダイヤルをブルーにカラーリングすることで、統一感のあるビジュアルになっている。
さらにムーブメントには、ロジウム加工が施されたキャリバー569を使用。542個の部品から成る精密なムーブメントは、インバーテッド・レバー脱進機と、腐食や摩耗への耐性や磁場の影響を受けないシリコン製アンクルが備えられている。
今や腕時計を語るのに欠かせないトゥールビヨンを世に送り出したブレゲがおくる、歴史を感じられる新作モデル。200年以上かけて時計職人が受け継いできた技術の結晶を、今自らの腕に纏いたい。
問い合わせ
ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211