ステイホームが基本になり、会食もパーティも、海外旅行もなくなった。新時代のルールではあるが、少々息苦しいと感じてしまうのは仕方がないもの。だからこそ2021年は、インパクトのある高級時計で腕元から運気を巡らそうじゃないか! 時計ジャーナリスト篠田哲生が解説!
PIAGET/ポロ(スケルトン)
人気のラグスポモデルが超薄型ケースに!
超薄型ウォッチの名門であるピアジェが、マイクロローター式の極薄スケルトンムーブメント、キャリバー1200S1を搭載して、ラグスポモデルを薄型化。3気圧の防水性能やボリューム感のあるフォルムながら、ケース厚は6.5mmしかない。

自動巻き式ながら、ムーブメントの厚みは2.4mm。これだけでもすごいことだが、さらに美しいスケルトン構造に。ブリッジの角を面取り加工するなど、静謐(せいひつ)な美しさも楽しめる。

自動巻き、SSケース、径42mm。¥3,060,000[3月発売](ピアジェ TEL:0120-73-1874)
ZENITH/クロノマスタースポーツ
大人気クロノグラフの正常進化はこういう形
1969年に誕生し、今も最高峰クロノグラフムーブメントと称される「エル・プリメロ」がついに大きく進化。クロノグラフ秒針は10秒で1周するため、より正確な計時が可能となる。セラミックベゼルによって、デザインも洗練されている。

誕生から今まで、ほぼ基本構造を変えることなく受け継がれてきた名機が、現代的にアップデートしただけでも大ニュース。しかもプッシュボタンの押し感なども進化している。

自動巻き、SSケース、径41mm。¥1,060,000(ゼニス TEL:03-3575-5861)
CVSTOS/チャレンジ クロノ Ⅲ-S
ボリューム感ある造形美で遊ぶ
優美なフォルムとスケルトン設計による構造美、さらにグレード5チタンの質感の違いで立体感を演出する手法など、ディテールにこだわったラグジュアリーなスポーツウォッチ。昨年から人気のモデルだが、今年はホワイトを追加。

巴紋の秒針やメカニカルなパワーリザーブ表示、スケルトン仕上げのムーブメント、そして独自スタイルのケースなど、すべての細部がしっかりと作りこまれており、目を惹きつけられる。

自動巻き、Tiケース、縦53.7×横44mm。¥2,300,000[3月発売予定](フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL:03-3549-1949)
時計ジャーナリスト篠田哲生の2021年の時計選び3つのポイント
1. 今年は上半期モデルに注目
2. レアモデルが続々と日本へ
3. 今こそ“最幸”の買い時!
「2020年に発売予定だった新作が今年にずれこんできた事例も多く、今年は前半に有力モデルが集まりそう。またアジア圏の状況は欧米よりも悪くないので、希少品が集まっているという話も聞きます。スペシャルワンの時計を手に入れやすい、まさに今がチャンスと考えることもできますね」

Tetsuo Shinoda
時計ジャーナリスト。1975年千葉県生まれ。40を超える媒体で時計記事を担当する。最高峰からカジュアルまで購入する主義。時計文化を独自の視点で切り取る『教養としての腕時計選び(光文社新書)』が好評発売中。