PERSON

2021.12.22

【EXILE黒木啓司】”昼夜各1組だけ”の糸島の一軒家レストラン──連載「九州太鼓判 啓印」FINAL

宮崎出身の黒木啓司さんが九州各地を回り、九州が誇るさまざまな魅力を全力で深掘り。黒木さんの太鼓判(=啓印)を押す!

Keiji Kuroki

糸島で饗される、一期一会の味わい

福岡市内からクルマで約1時間。今回黒木さんが訪れたのは、自然に恵まれた糸島半島にある一軒家レストランだ。

Pinox

丘の上にある瀟洒な一軒家がPinoxだ。

「予約は昼夜各1組だけ。オーナーシェフの水野健児さんは『同じお客様には決して同じ料理を提供しない』と決めているそうで、つまりはすべての料理が一期一会。行くたびに必ず新しい出合いがあるんです。この日の1品目は鮮やかなビーツを使った冷菜。氷のシフォンがふわりと溶け、続いてサザエのコリコリとした食感が。ビジュアルの強さと予測不能な味わいに、ぐっと心を摑まれました」

Pinox

「ビーツと氷のシフォン、トマトのエキスに包まれたサザエ」。

Pinox

「山のカルパッチョ」。京都の西本願寺を訪れた際のイメージを地元の食材で表現した。特注の器は佐賀・武雄焼、綿島康浩(わたじまやすひろ)氏の作

「1品目に意外性のある複雑な料理を出して、気持ちを惹きつける。しだいにシンプルな料理になっていく構成です」と話す水野シェフは、15歳で料理の道へ。2007年にPinoxをオープンし、今ではウェディングや九州全土でのイベントプロデュースなど、幅広く事業を手がけている。多彩な経験からくる柔軟な発想が、料理をいっそう創造的なものにしているのだ。

Pinox

玄界灘は、実は鯛の漁獲高が日本一。鯛の皮と身をパイ生地で包み、鯛のエキスとヒレの灰でソースを。地域の特色を最大限に表した「鯛の鯛包み焼き」。

Pinox

本物そっくりな「リアル葉巻きチョコレート」。

黒木啓司

葉巻きチョコレートで一服!?

「約2年間続けてきたこの連載も今回が最終回となりますが、これからも九州の魅力をどんどん発信していきたいと思っています。今まで本当にありがとうございました!」


Pinox
住所:福岡県糸島市曽根福岡県糸島市曽根691
TEL:092-332-1006
営業時間:11:00~15:00/17:00~23:00
定休日:月曜
料金:ランチ¥10,000~、ディナー¥16,000~
※コースのみ。ランチ、ディナーともに2日前までの完全予約制
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TEXT=安永真由

PHOTOGRAPH=林田大輔

HAIR&MAKE-UP=松本麻里

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