PERSON

2019.04.21

かわいすぎるプロ雀士・高宮まりの素顔

3月に幕を閉じたプロ麻雀リーグ「Mリーグ 2018」において、女優かと見紛う美貌で奮闘する雀士、高宮まりの姿があった。レギュラーシーズンこそ成績に恵まれなかったものの、優勝を競うファイナルシリーズでは大健闘。まだまだ高みを目指すその素顔に迫りたい。

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Mリーグを戦い抜いた"ベルセルク(異能の戦士)"

Mリーグロス。4月以降、麻雀ファンたちは口々にそうつぶやいている。

チェアマンを務める藤田晋氏を筆頭に、プロ資格を獲得した俳優、萩原聖人氏の参戦なども手伝い、大いなる盛り上がりを見せたプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が、3月末日に全日程を終了したのだ。チームで競う熱戦の魅力は、麻雀ファンのみならず、著名人たちを含めて、多くの人を虜に。Mリーグにより、麻雀に対するイメージも変わり始めているといっていい。

高宮まりは、そんな「Mリーガー」のひとり。ファイナルシリーズに進んだKONAMI 麻雀格闘倶楽部の一員で、雑誌「ゲーテ」の記事でも意気込みを表明してくれていた。

結果、所属チームは4チーム中4位に終わり、勝利の美酒に酔いしれることはできなかった。がしかし、高宮プロは、ファイナルシリーズでのチームトップとなる個人成績4位に。これは、優勝した赤坂ドリブンズの3人に次いだ順位。記事にあった言葉どおり、自分の意思に基づいた打牌で、堂々戦い抜いた証といえるだろう。

俄然、注目を集める高宮プロ。さらなる魅力に迫るべく、雑誌「ゲーテ」には掲載しきれなかったファイナルシリーズ直前インタビューの番外編をお届けしたい。

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「戦い続け、発信する。この二本柱で麻雀界を盛り上げます」

――“淑女なベルセルク”と言われていますが、雀風は攻撃的ですよね。ご自身でもそう思いますか?

高宮 細かいことはできないです(笑)。上がりにまっすぐ向かっていく。デビュー当初から攻撃型とは言われていましたが、オールラウンダーには今も憧れています。

――Mリーグは、チーム戦ですよね。個人戦との違いは?

高宮 私のような攻撃型というか、放銃の多いタイプは、個人戦だとすべて自分の責任だと納得できますが、チーム戦の場合は、チームメイトにも迷惑をかけてしまいます。チームメイト(前原雄大プロ、佐々木寿人プロ)は、同じプロ団体の大先輩なので、“思いっきりやってこい”と送り出してくれますが、戦う心構えを作るまでは時間がかかりましたね。

――心構えとは、どのようなものですか?

高宮 私が私じゃないと戦えない、ということです。二人が強いので、私は負けさえしなければいいと当初は思っていました。しかし、そうした守りの姿勢は、いい結果を生みませんでした。麻雀は選択のゲーム。迷ったときには、逃げたくない。それが好結果をもたらしたと思います。

――チームメイトのお二人は、高宮さんにとってどのような存在ですか?

高宮 私の未完成な部分を受け入れてくれて、そのうえで私がしっかり戦えるように考えてくれています。支えてくれるというよりも引っ張ってっくれている存在です。目指す先に二人のスタイルがある私としては、考え方を学んでみたい気持ちもあります。

――ガラリと質問を変えますね。お忙しいプロ生活の中でオン・オフの切り替えは?

高宮 切り替えは……ない、ですね(笑)。今、いろいろとお仕事をいただけている状態は本当にありがたいです。休みは休みで、プロ雀士たちによる勉強会などに出席しています。休みの日は本当になくて、強いて言えば、麻雀する日と、しない日。しない日といってもお仕事のことが多いので……オフがないですね(笑)。今は、オフをきちんと作ろうかな。

――本当にご多忙ですね、麻雀漬けの日々(笑)。休日にやりたいことはありますか?

高宮 去年、一眼レフカメラを買ってみたんです。自然と触れ合う趣味を持ちたくて。写真は好きなので、腰の重い私もどこか出かけるんじゃないかと(笑)。実際、写真を撮りに、北海道や富山などに出かけたので、今度は、沖縄とか南を攻めたいですね(笑)。ほかには……

――ほかもあるんですね!

高宮 読書も好きなので、本もたくさん読んで見聞を広めたいです。チームメイトの前原さんなどの言葉のセンスには憧れています(註:前原プロが、Mリーグの試合前に詩的な言葉の作戦を立てるのがお約束)。それと、勝利者インタビューで30歳を“サーティーン”と言わないように(笑)。人間力も高めたいです。

――Mリーグを含めて盛り上がる麻雀界で、高宮プロの今後の抱負をお聞かせください。

高宮 戦い続けていきたいです。予選で負けるとその大会は終わりなので、勝ち続けていたい、という意味がひとつ。そしてプロ選手として息長く戦い続けたい、という意味がもうひとつです。また一方、発信力も高めていきたいですね。萩原(聖人/チーム雷電)さんや多井(隆晴/渋谷アベマズ)さんなど、プレー以外にいろいろなアピールの方法があるんだな、というのは、ひっそりと学ばせていただいてます(笑)。プロである以上、戦い続ける、そして、楽しんでもらえるよう発信する、この二本柱で、今年は行きます!

2019年のMリーグがどうなるかは、まだわからないが、華麗に戦う姿で麻雀界を盛り上げてくれることは、間違いないだろう。

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Mari Takamiya
1988年茨城県生まれ。日本プロ麻雀連盟27期生。Mリーグでは、前原雄大プロ、佐々木寿人プロとともにKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属。豊満なボディとその美貌からグラビアアイドルとしても写真集やDVDもリリースする。昨年、Mリーグドラフト会議にて第二巡指名。

TEXT=高村将司

PHOTOGRAPH=井出真諭

HAIR&MAKE-UP=三輪昌子

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