平常時は年に5ヵ月をハワイで過ごす本田直之さんが現地から情報をお届けする連載「#本田直之のハワイ新常識」。第9回のテーマは、8月にオープンしたばかりの最新レストラン。【過去の連載記事】
1.全米、カナダで人気の「JINYA」がハワイに上陸!
ワードビレッジの高級コンドミニアムワイエア1階の「NOBU HONOLULU」がクローズしたスペースが、全米やカナダで店舗展開する「JINYA」に生まれ変わった。同じスペースの中には「Robata JINYA」「LBD Japanese Bar & Lounge」がすでにオープン。さらに「JINYA Ramen Bar」も8月22日にオープンするという注目スポットだ。
広い店内には鮨カウンターに加え、個室も用意。メニューには目の前で板前が握ってくれる鮨からタコスまで、バリエーション豊か。音楽がガンガンかかっていて、クラブとレストランの中間のような雰囲気がある。日本の炉端焼きや和食の店とは違う、こういったテイストの店が今アメリカではブーム。ハワイでもローカルに流行りそうな予感がする。ふたりでしっぽりというよりは、大人数でワイワイ楽しむべき店である。
LBD Japanese Bar & Lounge
住所:1118 Ala Moana Blvd #100, Honolulu
2.ストリート系ラーメンと名付けたい「CAMADO Ramen Tavern」
ストリート系ラーメン居酒屋がLewers Stに誕生した。日本が世界に誇る食のひとつであるラーメンと、日本の居酒屋カルチャーが体験できる「CAMADO Ramen Tavern」。ポーク、エビ、ビーガンの3種がある餃子とタンメンや坦々麺が人気。オープンしたばかりなのに、客席を見渡すと見事にアメリカ人の客ばかりで、ラーメンのワールドワイドな人気ぶりがうかがえる。
お酒はビール、日本酒はもちろん、クラフトカクテルには、渋谷・酒モヒートや原宿・紫蘇リフレッシャー、芸者・柚子スピリッツといった日本の文化や名称を意識した遊び心のあるネーミングがついている。今はまだ夕方からのオープンだけど、11月にはランチからの全日営業が始まる予定とか。ワイキキで飲んだ後の〆の一杯に気軽に利用してほしい店だ。
CAMADO Ramen Tavern
住所:320 Lewers St. Honolulu
3.メインランドの雰囲気を醸すオイスターバー「The Seaside〜Seafood・Raw bar・Wine」
8月17日にオープンした話題の店にも行ってみた。5月にSeaside Ave.に移転した「ALOHA STEAK HOUSE」横のバーがあったスペースにオープンしたオイスターバー「The Seaside〜Seafood・Raw bar・Wine」。
バンクーバーやワシントン州から毎日数種類の新鮮なオイスターを輸入し、フレッシュはもちろん、サワードゥ(酸味のあるパン)をくり抜いて器にしたボストンクラムチャウダーなど、アメリカ西海岸をテーマにした料理が楽しめる。
東海岸や西海岸のオイスターバーで活躍していたマネージャーも揃い、メインランドのオイスターバーの雰囲気そのもの。そこが面白いと思った。日本の牡蠣とは違うアメリカ、カナダのフレッシュオイスターにレモンを軽く絞り、シャンパンやワインで流し込めば最高のアペロ。もちろん食後の一杯に行くにもいい、幅広く使えそうな店。
The Seaside〜Seafood・Raw bar・Wine
住所:364 Seaside Ave. Honolulu