最新技術が可能にするカーボン製オーダーバイク
産業革命以来の変革をもたらすとされる3Dプリンターは、活用分野が日増しに広がっている。米国シリコンバレーを拠点とするカーボンファイバー製品の先端企業、アレボ社は独自技術を採用した3Dプリンターを開発。従来難しいとされた、継ぎ目のない連続カーボンファイバー複合材を用いた製品製造に成功した。
その最先端技術は、スポーツバイクにも革命を起こす。これまでのカーボン製バイクは複数のパーツを組み上げていたが、3Dプリンターにより継ぎ目のないユニボディを実現し、耐衝撃性や軽量性が向上。また形を変えるのも容易ゆえ、約50万通りのパターンから体格や好みに合ったオーダーメイドが、驚くほどリーズナブルな価格で可能となる。つまり、カーボン製オーダーバイクという最上級が、夢ではなくなったのだ。