眼球を支える眼窩(がんか)脂肪が加齢によって下がり、前に突き出てしまうと、目の下にふくらみが生じる。このふくらみの下に現れる影、通称黒クマは、老けて見えるだけでなく、生気のなさや人相の悪さにもつながり、ビジネスパーソンの大敵だ。今回は、目の下のふくらみに効果的な「裏ハムラ法」について、東京美容外科 横浜院 院長の柘植(つげ)琢哉先生に話を伺った。
肌質や骨格などを考慮し、未来も見据えた施術を提案
「黒クマにも個人差があり、ふくらみが涙袋と一体化してしまう人もいれば、涙袋の下にもう一段ふくらみができる人もいます」と、東京美容外科の柘植琢哉先生。
今年54歳になる経営者X氏の場合、右目の下はふくらみと涙袋が一体化し、左目の下は涙袋の下にさらにふくらみが生じている混合タイプだ。
「顔の印象がガラッと変わるのは抵抗があるので、今まで美容外科はおろかエステ系も体験したことがないんです。ただ、左目の下のふくらみは気になるので、今のうちに解消したい気持ちはあります」というX氏に、柘植先生が提案したのは、裏ハムラ法と呼ばれる黒クマの解消法。
下まぶたの裏側から切開し、ふくらんでいる眼窩脂肪をくぼんだ部分へ移動させることで、凸凹を解消するという施術。肌表面に傷跡が見えないことに加え、皮膚を切除しないため腫れと内出血が少なく、施術後に休みがとれない多忙なビジネスパーソンにとっても安心だ。
「肌のたるみが目立つ場合は皮膚を切除したほうが綺麗に仕上がりますが、今はまだ肌にハリがあるのでその必要はありません。傷も目立ちませんし、いかにも施術したという印象にはならないと思います。リスクとして考えられるのは、1ヵ月くらい施術部分がしこりのように固くなるかもしれないこと。個人差はありますが、なかにはドライアイになりやすい人もいます」
裏ハムラ法について細やかな説明を受けたX氏は、施術を決意。施術は局所麻酔を含めて、約2時間弱で終了した。
「私の顔の特徴や希望を踏まえて提案していただいたので、安心してお任せできました」(X氏)
「顔は全体のバランスが大切。お悩みを解決すればOKではなく、患者様の年齢や肌の状態、骨格なども考慮しながら将来を見据えた提案をいたします」
柘植琢哉先生のRule of wisdom
1. 施術に関する情報は“透明性”を重視
「カウンセリングに時間をかけ、ネガティブな情報も含めて開示しています。それをもとに患者様の価値観や希望、予算などをすり合わせ、ともにベストな施術方法を導きだしたいと思っています」
2. ビジュアルも活用し、イメージを共有
「患者様の理想をかなえるべく、施術前のカウンセリングでは絵を描いたり、コンピュータのシミュレーションサービス(有料)を活用したりして、仕上がりのイメージを共有するようにしています」
東京美容外科 横浜院
住所:神奈川県横浜市西区北幸1-8-2 犬山西口ビルヂング6F
TEL:0120-658-958(年中無休)
営業時間:10:00~19:00(予約制)
料金:裏ハムラ法¥605,000~