仕事柄、美容情報に敏感で日焼け止めは1日2回、夜は美容ジェルを欠かさない、本誌前編集長の二本柳陵介。それでも抗えないのがシワ。今回は、深く刻みこまれた表情ジワに効果的な「ヒアルロン酸注入」について、東京美容外科の藤林万里子先生に話を伺った。
東京美容外科 銀座院 院長 藤林万里子先生
2008年東海大学医学部を卒業後、東海大学医学部付属病院形成外科などを経て、2021年より現職。日本形成外科学会認定専門医、日本美容外科学会正会員（JSAPS）。著書に『NEO AGING 医師が見つけた「若返り細胞」レシピ』がある。
顔のバランスを考えて、ミリ単位でこだわります
「特に気になるのが眉間の縦ジワ。これを見るたびに老けたなぁと……」と嘆く二本柳に、東京美容外科 銀座院の藤林先生は、「洋服を畳んだままにしていると折りジワができるのと同様で、顔も長年同じ動きをしているとシワが深くなる場合があります。きっと、眉間を寄せるクセがあるのでは？」と指摘。
「ただ、ミドルエイジの男性にとって眉間のシワは魅力のひとつ。完全になくすのではなく、薄くする程度に留めたほうが、自然な印象になります。むしろ、大胆に手を加えたほうがいいのはほうれい線。頬がたるんで、シワが深くなっていますし、骨格に左右差があり、左頬がやや下がっていますから」
それを解消するのにお薦めなのが、注射によるヒアルロン酸の注入。ヒアルロン酸はもともと体内にある細胞のひとつで、コラーゲン組織を保持し、肌組織の水分、潤滑性、柔軟性を保つ働きを持つ。いわば若々しい肌の立役者ともいえる成分だ。
「シワに直接注入することで、シワの溝の底上げを図り、シワを薄くします。また、頬骨の部位にも注入して頬のたるみを解消しつつ、リフトアップも狙いましょう」
注射を打つ位置や注入するヒアルロン酸の量などは、患者の骨格や顔のバランスを考え、時に定規で計測するなどして細かく設定。針を刺しながら、注入したヒアルロン酸を皮膚の上から確認しつつ、ベストなフェイスラインをつくっていく。これは症例経験が豊富で、デザイン力に優れた藤林先生が得意とするところだ。
施術後、鏡を見た二本柳は「うわっ、全然違う！ ほうれい線が薄くなったことで老け顔が改善された！」とニッコリ。
「まずは、どんなお顔になりたいか、ご希望を率直にお伝えください。それを実現するための最善の方法を、これまでの経験と知見を活かして提案させていただきます」
眉間のシワとほうれい線が薄くなり、左右の頬のバランスも整った。ヒアルロン酸はメーカーによって特徴があるが、今回は成形性が高く、1年半～2年ほど効果が持続するとされるジュビダームビスタのボリューマを使用。「ダウンタイムがほとんどないうえに、施術後すぐに効果が実感できるのも嬉しいですね」（二本柳）
藤林万里子先生のRule of wisdom
1. 安全性第一に知識と技術を磨く
「医師が最優先すべきは患者様の安全性。注射での施術は簡単に思われがちですが、部位によってはリスクを伴う繊細なもの。患者様の笑顔のためにも、知識と技術のブラッシュアップは必須です」
2. 患者の希望を実現する“聞く力”
「患者様が望む施術と、私たち医師の見解が異なるケースもあります。まずは患者様のご希望をうかがい、骨格や生活習慣を含め、お顔立ちの特徴をもとにプロとして提案させていただきます」
東京美容外科 銀座院
住所：東京都中央区銀座7-9-11 モンブラン銀座ビル6F
TEL：0120-658-958（年中無休）
営業時間：10：00～19：00（予約制）
料金：ジュビダームビスタ ボリューマXC ¥110,000～
