筋肉美をもつ女神シリーズ31人目は、キム・ヒョンジョン。連載「マッスル美女」とは……
韓国の“ワンパンニョ(完売女)”
「キム・ヒョンジョンは清純であり、セクシーであり、キュートである」。
今回紹介するキム・ヒョンジョンをそう評したのは、韓国の有名フィットネス月刊誌『MAX Q』編集部だった。この夏、キム・ヒョンジョンを表紙に起用した同誌は、発売2週間で予定されていた部数がソールドアウト。韓国では“ワンパンニョ(完売女)”と呼ばれている。
「自分が愛読していた雑誌の表紙を飾れただけでも嬉しく光栄なのに、その雑誌の売り上げにも貢献できて幸せです。起用してくれた編集部のみなさんはもちろん、きれいに撮ってくださったカメラマンさんにも感謝しています」
あどけない笑顔を浮かべてそう語るキム・ヒョンジョンは、インスタグラム(@h0_barbie)のフォロワーが36万人に達するインフルエンサーでもある。
もともと、キム・ヒョンジョンはその美貌で韓国では広く知られていた。
2019年の「ミス・インターコンチネンタル韓国・慶北(キョンプク)地区大会」で、スター賞と人気賞をダブル受賞。同年に行われた「ミス・クリーン コリア」の大邱(テグ)・慶北大会では最優秀モデル賞を受賞。2021年には「K-Classic」蔚山(ウルサン)大会で、トールモデル1位に輝いた。いずれも全国大会ではなくローカル大会での受賞だったが、着実に知る人ぞ知る存在になっていった。
「子供の頃からミス・コリアなどの美女コンテストに憧れていたので、ステージに立つのは苦じゃありませんでした。むしろ楽しんでいました」
そんなキム・ヒョンジョンの人気を決定づけたのが、韓国屈指のボディビル&美ボディコンテスト「マッスルマニア」での栄冠だった。
2021年に行われた「マッスルマニア・オリエンタルチャンピオンシップ」で、彼女はディズニー映画に登場する妖艶なヴィランに大変身。2014年にアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化もされた「マレフィセント」の主人公になりきり、ステージで颯爽とポーズを決めて、同大会コマーシャルモデル部門2位に輝き、“マッスル・クイーン”の仲間入りを果たしたのだ。
継続的な運動とバランスの取れた食生活が重要
「実はミス・コンに出場し始めた頃は知識も経験もなかったので、大会前は食事もろくに取らずダイエットばかりしていました。ただ、過度な食事制限は健康に良くない。それでこれからは健康美を追求しようと思い直して、ジムに入会し、継続的な運動とバランスの取れた食生活に努めるようになりました。すると、美しいボディだけではなく心も健康になり、元気になりました(笑)。今は毎日ジムに通うほどトレーニングが大好きになりましたよ!!」
今ではジムでのトレーニングが日課だというキム・ヒョンジョン。その成果もあって身長170センチ近い長身なのに、弾力的でボリューム感もあるメリハリボディが美しい。さらには、どこかにまだあどけなさが残る人懐っこい笑顔も可愛らしい。『MAXQ』編集部が「清純であり、セクシーであり、キュートである」と絶賛する理由もわかるような気がした。
そんな彼女だから、各界から引っ張りだこだ。現在は人気通販番組のショーホスト(shopping hostを略した韓国の造語)として活躍する傍ら、今年は韓国のプロサッカーリーグであるKリーグの強豪・水原(スウォン)FCのチアリーダーも務めている。
「ショーホストも、チアリーダーも経験がないのですが、それでも多くの方々が応援してくださって励みになります。今、私がしているすべての仕事、すべてのポジションで最高を目指したいですし、皆様にいい影響を与えられる人に成長していきたいと思っています。その目標を達成するために、何事にも情熱的にチャレンジしていきたいです!!」
今年は「コリア・ベストクイーンモデル選抜大会」でも入賞したキム・ヒョンヨン。9月5日で23歳になったという彼女の可能性は、これからもどんどん広がりそうだ。
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ･コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやかな筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。
