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2022.12.22

噂のPXG最新作は何が凄いのか!? 3人のアマチュアゴルファーが体験してみた

ゴルフクラブメーカーは数あるが、多くのゴルファーに「いつかは使いたい」とまで思わせる存在は、PXGをおいてほかにないだろう。ただ、それゆえに実像が広く理解されていないともいえる。PXGは「誰」でも、「いますぐ」に試してみるべきブランドなのだ。PXGのクラブの実情をお伝えすべく、レベル、パワー、クラブへの造詣などがさまざまな3人のアマチュアゴルフファーに集まってもらい、それぞれフィッティング体験してもらった。

pxg、モバイルフィッティング&試打体験

幅広い対応力から生まれる、絶大な信頼感

PXGは「いっさいの妥協をせずに、最高のゴルフクラブを作る」という、創業者ボブ・パーソンズのポリシーのもと、2013年にスタート。

高い性能と他とは一線を画す洗練されたデザインなどで、世界のゴルフシーンを瞬く間に席捲した。ただ、その崇高でプレミアムなイメージが逆に、「プロや上級者が使うクラブ」「クラブにとてもこだわりのある人が手にするもの」といった先入観を多くのゴルファーに植え付けてきたことも事実だろう。基本、量販店には並んでいないことも、その傾向に拍車をかけている。

実際のところ、PXGのクラブとはどのようなものなのか。腕前などを問わず、フィッティングを体験したり、購入したりしてよいものなのか──。実情をお伝えすべく、レベル、パワー、クラブへの造詣などがさまざまな3人のアマチュアゴルフファーに集まってもらった。PXGが都内の複数個所で展開するフィッティングサービス「モバイルフィッティング」のもと、最新シリーズのGEN5などを徹底試打。

見えてきたのは、PXGのクラブが持つ、誰にでも適応させられる幅広い対応力と、独特なフィッティングプロセスを通してプレーヤーにもたらされる、クラブへの絶大な信頼感だった。

 

 

1.「280ヤードオーバーのドライブがコンスタントに打てるようになった!」元プロ野球選手・清水隆行さん

清水隆行さん

清水隆行/Takayuki Shimizu
1973年東京都生まれ。'96~2008年巨人、'09年西武において活躍した元プロ野球選手。右投左打。安定感あるバッティングで通算1428安打、生涯打率2割8分9厘を記録した。'00年、'02年には日本一にも貢献。現在は、野球解説者、指導者として活動。ゴルフは最初に右打ちも勧められたが、まったく打てなく、野球と同じく左打ちに。

1人目は、清水隆行さん。名前や写真を見て、すぐにお気づきの方も多いことだろう。1990、2000年代、主に巨人で、シュアなバッティングを武器に球場を沸かせた元プロ野球選手だ。

「野球選手では、真剣にのめり込む人と楽しむタイプに分かれますが、僕は後者でしたね」

スコアは80台後半が多く、ときには100手前も。願いは、安定して80台前半以上で回ることだ。ただ、その肩書きや美しくパワフルなスイングが、周囲のハードルを上げる。

「初めての人には、『お上手でしょう?』と言われますが、最後はその人に教わっています(笑)。クラブもあまりこだわりはなく、お店で良いと言われたものを使っている感じです」

薦められるのは、操作性が高い上級者向けのヘッドとXシャフト。もちろん、高い筋力とボールに当てる優れた感覚を備える清水さんだけに、まったく問題なく打つことはできる。ただ、球筋の制御を除いては。試しに打つと、ボールは真っすぐ出たと思ったら、そこからどんどん右(清水さんはレフティー)へと巻いていく。大叩きの要因はここにある。

「引っかけるボールが多いんです。ギューンと信じられないくらい右に行くこともあります。でも、自分の打ち方が悪いんだろうとずっと思ってきました」

ひと通り、現状をヒアリングしてからドライバーのフィッティングをスタート。PXGのフィッターは、清水さんの前に形状が異なる3つのヘッド、0311 GEN5、0311 XF GEN5、0211を並べた。

「このうちのどれがいちばん構えやすくて、気持ち良く振れるか、教えてください」

通常、フィッティングといえば飛距離やボールスピードといった数値を追い求めていくのが一般的。一方でPXGでは、プレーヤーの感覚をもっとも重視しているという。

「数値はあくまで数値で、上手な人だとクラブに合わせた打ち方ができてしまうので、良い数値を出しにいくこともできます。数字ばかり追うと、フィッティングじゃなくなってしまうので、感覚が重要なんです。人は、安心して脈が下がった時にナイスショットが打てます。大切なのは、安心して打てるかどうか。飛距離も結局、その人が振りやすいクラブが、いちばん飛びます。弾道の数値自体は、ロフトやシャフト、ウェイトなどでコントロールできますし」(フィッター)

クラブ開発では最高のテクノロジーを追求しているだけに、そのギャップが興味深い。シャフトも同様に、違う硬さ、しなるポイントのものを次々と試し、清水さんの心地良さを探っていく。わかってきたのは、やはり清水さんのパワーが人並み外れているということだ。

「今お使いのシャフトは硬いのですが、力のある清水さんが打つと、しなり戻りが速くなりすぎるんです。俊敏な動きをするヘッドも合わさることで、右に右に曲がるのだと思います。もっとゆったり動くヘッドとシャフトが良いのではないでしょうか」(フィッター)

実際、清水さんが選んだヘッドは、小ぶりに見える0311 GEN5ではなく、やや大きく見えて安心感のある0311 XF GEN5。そこに、清水さんにはアンダースペックにも思えるSフレックスの複数のシャフトを装着して試していくうちに、曲がり幅は狭くなっていった。

ここから理想の弾道へさらに近づけていくうえで威力を発揮したのが、GEN5のドライバーが持つ豊富な調整機能だ。つかまり過ぎを抑えるべく調節可能ホーゼルでロフトを立ててみたり、ヘッドの反応をより穏やかにするためにソール後部のウェイトを重くしてみたりすることで、清水さんに最適な1本を導き出していく。

「当たった時の感覚が全然違います。いままでにない感覚ですね」(清水さん)

最終的に清水さんの弾道は、最初とはまったく違う、やや左に出て軽く右に曲がりながらど真ん中へと飛んでいくハイドローとなっていた。GEN5のヘッドが備える高い飛距離性能も手伝い、280ヤードオーバーのドライブがコンスタントに繰り出されていく。

「振れるからハードなものといった決めつけは、良くないんですね。いままでは不安だらけでしたが、本当に安心してアドレスでき、振っていけるようにもなりました。シックなデザインもカッコ良いですし、今度はぜひ、ラウンドで試してみたいです。楽しみですね」(清水さん)

 

2.「スイングは変えていないのに左へのミスが軽減!……新しい発見でした」外資系投資会社・Yさん

Yさん
1980年青森県生まれ。外資系投資会社に勤務。ゴルフに最初に触れたのは24歳だが、本格的に始めたのは30歳から。自分のプレーだけでなく、プロのトーナメントを観ることにも熱心なゴルフ好きで、マスターズ・トーナメントに夫婦揃って行くなど、海外観戦も多数。

弱点を克服しようと、スイングの改善に余念がない熱心なゴルファーは多いことだろう。少なくとも週に1回はラウンドをこなし、それ以上の頻度で練習もしている、ベストスコア79のYさんは、その一人といえる。

「アイアンで打った時、インパクトでヘッドが返ってしまうのが悩みです。2023年のハイシーズンに向けて、グリップから直そうと思っていたんです」

愛用するクラブは、国内メーカーでツアー担当をしている知人に見てもらって選んだもの。アイアンは、ボールがつかまりやすいタイプだ。

「以前は他のメーカーのあまりつかまらないモデルを使っていましたが、そのころは手打ちでボールが右に行っていたんです。それで、『つかまるクラブにしたほうがいいよ』と言われて、今のクラブに変えました。でも最近は、左に行くボールが顕著になってきていて、飛距離も出ているんですが、パー3でグリーン左奥に外すことが多いんです。そのミスを出したくなくて、スイングを変えなきゃいけないのかなと」

清水さんの時と同様、アイアンのフィッティングも、スタートはヘッドを感覚で選ぶ作業からだ。PXGのフィッターはまず、大きさやロフト角、オフセットの度合いなどが異なる3つのGEN5アイアン(0311 XP GEN5、0311 P GEN5、0311 T GEN5)を差し出した。

「どの顔が好きで、振りやすさを感じるか、試してみてください」

Yさんは、最初に打った大きいヘッドの0311 XP GEN5の時点ですぐに、自分のクラブとの違いを感じ取った。さすがは、ラウンドも練習も積み重ねているプレーヤーだ。

「これは、インパクトでフェースが開いた時には、そのことが明らかにわかりますね」

それほど、現在使用しているアイアンは、ボールをつかまえる力が強いということだろう。フィッターはうなずきながら、PXGのアイアンが持つ特徴を説明しはじめた。

「PXGのアイアンは、最適な位置に重心を置いているので、変にヘッドが返ったりしません。右に行ったりするボールは、あとから調整で簡単に修正することができます」(フィッター)

打感が好みだったこともあり、Yさんはスタンダードモデルといえる0311 P GEN5を選択。フィッターは打点位置などを確認しながら、シャフトの種類や長さ、ライ角、バックフェースのウェイトを細かく変えていく。弾道は、次第に真っすぐかつ、前に打ったラインと重なるかのようになっていった。Yさんは、唸らずにはいられなかった。

「すごいですね。どんどん修正されていっています。スイングは変えていないのですが」

Yさんは、左へのミスを軽減するべく、フェースローテーションの少ないスイングに変えることを考えていたという。しかし、今回のフィッティングが、その必要のないことを示していた。PXGのアイアンなら、いまのまま素直に振っていくだけでいい。

「クラブを変えることは、正直考えていませんでした。課題へのアプローチの仕方が、大きく変わりますね」

思いのほか早く、自分に合ったアイアンを見つけられたことで、Yさんはフェアウェイウッド、ウェッジの試打も行ったが、さらに短時間で理想とする弾道やスピンを手に入れることができた。Yさんのスイングが高いレベルで安定していることに加え、フィッターが完全にYさんの特徴を掴み切っていたことも、その理由だ。

「ある程度のレベルになると、道具をガラッと変えることでゴルフが上手くなるなんて、ないと思っていました。でも、自分の課題に対して、『こういう提案もあるよ』とPXGさんが教えてくれた感じです。新たな発見でした」

何より、最後にフィッターへかけた言葉が、Yさんの満足度を如実に物語っていた。

「クラブを全部、見直します。今度また、あらためてフィッティングに伺いますよ」

 

3.「緊張するコンペの1打目でも、うまくいきそうです」GOETHE編集長・池上雄太

池上雄太/Yuta Ikegami
1979年長野県生まれ。GOETHE編集長。ゴルフはまだ始めて数年で、ベストスコア101、平均スコア110。現在使用しているクラブは自分で選んだわけではなく、他の編集部員から譲り受けた10年以上前のモデル。レベルアップすべく、クラブ購入を現在検討中。

ビギナーや初心者ゴルファーからは、よくこんな言葉が聞かれる。

「もっとうまくなってから、新しいクラブを買いたい」「スイングが安定していないのに、フィッティングをしても意味がないのでは?」まして、PXGのようなハイブランドであれば、より尻込みしてしまってもおかしくはない。果たしてPXGの製品、なかでも最新シリーズのGEN5は、スコアがなかなかまとまらないプレーヤーであっても手にできるものなのだろうか。正否を確かめるべくフィッティングに臨んだのが、GOETHE編集長の池上雄太だ。

池上は、ゴルフ歴2.5年のアベレージゴルファー。球筋はご多分に漏れず、典型的なスライサーである。PXGのフィッターがドライバーのヘッドについて「何か好みはございますか」と尋ねても、「とくにはないですが、ヘッドが大きいほうが当たる可能性があるなという感じはします」と答えるレベルだ。

しかし、そんな腕前であっても、0311 GEN5、0311 XF GEN5、0211という3つのドライバーを順に試してみれば、充分に違いを感じ取ることができる。

「これ(0211)はさっき(0311 GEN5)のものよりも大きく見えて、重く感じます。(次のヘッドを試してみる)これ(0311 XF GEN5)は、カッコいい。ちょっと平べったくて、大きさ的に安心感がありますね。これが振り抜きもいちばん良かったですし、なんだか軽く、いい感じがします」

池上が選んだのは、0311 XF GEN5。フィッターは、気持ち良さの理由をこう説明する。

「ヘッドの慣性が、その人のスイングに合っていると、スムーズに振り抜けたりするんです」

次にシャフトを選んでいく。これも、大切なのは第一感だ。

「これは、硬い気がします。さっきのほうがいいですね。ちょっと僕には扱えない気がする。(続けて次のシャフトを試してみる)なんか柔らかい。全然違います。こちらのほうがいいですね」

ここでもフィッターは、合うシャフトの条件をわかりやすく説明してくれた。

「タイミングが合うものなら、どんどんスイングスピードが上がっていきますし、ちょっと不安があるものは下がっていきます。また、プレーヤーによって、テンションをかけていく場所もかなり違います。手元側がしなったほうがいい人もいれば、先端側がいい人もいます」

池上が選んだのは、Rフレックスの先端側がしなるタイプ。ただし、この時点ではまだボールは右に曲がってばかりいる。

ここから本領発揮となるのが、GEN5のバリエーション豊かな調整機能だ。フィッターはまず、フェースが開いて当たるのを防ぐために、調節可能ホーゼルでロフトを1.5度多い設定に変更した。これにより、同時にフェースアングルも左を向くため、フィッターいわく、「フェース面がターゲットに合いやすくなってきます」とのこと。さらに、ソールの3つのウェイトにも変更を加え、トウ側の重さの割合を多くした。

「ボールがフェースのヒール側に当たる傾向があったので、重心を少しトウ寄りに変えてみました。無意識に重心で打とうとする方もいらっしゃるので、そうしてみたわけです。その結果、フェースの真ん中に近い場所に当たるようになりましたね」(フィッター)

池上のボールは、一変した。ストレートな弾道が、安定して描かれるようになった。

「すごい。そんな小さなもので、こんなに変わるんですね。とても振りやすい!」

しかし、ここで冒頭の素朴な疑問も出てくる。上達するにつれてスイングが変わった場合、どうなるのか。フィッターは、これに対しても丁寧に答えてくれた。

「ウェイトなどで調整することもできますし、合うヘッドとシャフトは、おおよそのところではそれほど大きく変わらないんですよ」

この言葉に池上は「この1本で、対応は可能なんですね」と笑顔を見せながら続けた。

「自分のクラブとの違いは歴然です。とても振りやすいですし、ここで選んでいただくと、より自分に合った1本になる感じがして、信頼感、安心感が増します。これだったら、多くの人が見ているコンペの1打目であっても、上手くいきそうな気がしてきました」

 

今回試打したPXG 0311シリーズ最新モデル

■0311 GEN5 ドライバー

ディープフェースの「0311 GEN5」と、構えた時に大きく見える設計の「0311 XF GEN5」をラインアップ。フェースには、高いボール初速をもたらす高強度なチタンを使用。クラウン部分に採用した軽量なカーボン素材は、最適なヘッド重心設計を可能にしつつ、アルミニウム蒸気(AV)テクノロジーという革新的な製法で高い剛性も実現しており、ここでもフェースの反発力アップが図られている。調節可能ホーゼルと、ソールの3ヵ所に配されたウェイトにより、弾道などを調整することも可能。
0311 GEN5 ドライバー

0311 GEN5 ドライバー¥48,400〜

 

■0311 GEN5 フェアウェイウッド

操作性が高い「0311 GEN5」と、安心感のある「0311 XF GEN5」の2モデルで展開。フェースは、高さと深さのある設計で、たわみを増幅し、高いボール初速を実現する。また、クラウン部分にはドライバー同様、軽量なカーボン素材をアルミニウム蒸気(AV)テクノロジーという革新的な製法とともに採用。重心位置の最適化とボール初速の向上に貢献している。調節可能ホーゼルと、ソールの3ヵ所にレイアウトされたウェイトで、プレーヤーの好みの弾道、重心位置に変更することも可能。
0311 GEN5 フェアウェイウッド

0311 GEN5 フェアウェイウッド¥48,400〜

 

■0311 GEN5 アイアン

ヘッドサイズが大きめでロフトが少なめの設定となっている「0311 XP GEN5」、小さいフォルムでロフトが多めの「0311 T GEN5」、そして両者の中間に位置づけられる「0311 P GEN5」と、3モデルを用意。業界最薄のフェースと、そのフェース内部に入れられた独自の溝、「パワーチャンネル」は、高いボール初速を発揮。また、中空構造により、驚くほどのやさしさも持ち合わせている。ヘッド内部には、特別なポリマー素材を充填。極薄フェースのたわみを増幅しながら、心地良い打感も実現。
0311 GEN5 アイアン

0311 GEN5 アイアン¥40,700~

 

問い合わせ
PXG/PXGプレーヤーサポート TEL:0800-123-9794

TEXT=柴寿之

PHOTOGRAPH=隈田一郎

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