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GOLF

2021.03.05

練習場ではうまく打てるのに、ラウンドでは・・・を解決する2つの方法!

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム132回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

“練習場シングル”を返上するには!

最近、私が主催をしているオンラインセミナーの参加者から「練習場シングルから抜けだすにはどうしたらいいでしょうか?」という質問があった。その方はゴルフ歴20年で、ベストスコアは70台後半というアマチュアゴルファーなのだが、いつも前日の練習場やラウンド前の練習では良い球を打っていて「今日こそは70台だ」と意気込んでコースに出るものの、本番のラウンドでは毎回思ったようなゴルフができないという。

いつも崩れるパターンは決まっていて、朝イチのショットからいきなり乱れ、気持ちを立て直せないまま前半のラウンドは40台後半のスコアに終わり、開き直った後半は持ち直して40といった具合で、いつまでたっても良いスコアが出ないのだという。「練習場とコースでのあまりの違いに、自分でも辟易してしまいます」と切実な悩みを吐露していたが、同じような悩みを抱えているアマチュアは多いのではないだろうか。

しかし、考えてみればコースで練習場のように打てないのは当たり前のことだ。練習場では平らなマットの上から打てるし、同じところから何球もボールを打てれば、そのうち調整してボールをまっすぐに飛ばすことができるようになる。しかし、何度も打てる練習場で上手くいっても、一度しかボールを打てないコースで上手くいくとは限らない。

ラウンド中のショットの精度を高めるには、大前提としてスイングの質や再現性を高めることが大事になるが、もう一つ大事なことはラウンドを想定した練習を行うことだ。練習場でコースを想定して、1度しかボールを打てないという緊張感の中で一球に集中して打つ練習を行うことで本番でも実力を発揮しやすくなる。

具体的には、いつもラウンドしているコースなどをイメージして、練習場で本番を想定した仮想ラウンドを行ってみるのだ。ティーショットはフェアウェイの幅やOBゾーンなどのハザードをイメージし、狙いどころを定めてドライバーショットを打つ。この時、ナイスショットを打つことだけを考えるのではなく、絶対打ってはいけない方向を避けながらコースマネジメントを行う。アイアンショットもグリーンやバンカーなどをイメージし、風や球筋を考慮しながら番手選びも本番さながらで行う。すべてのショットにおいて、しっかりと球筋をイメージし、本番と同じルーティンでボールを打ってほしい。そのような仮想ラウンドを行えば、まっすぐにボールを飛ばすために何球もボールを打つ練習とは全く違う内容になるだろう。普段から本番を想定した練習を行うことで、緊張したときのミスの傾向が分かり、力を抜く方法もマスターできるようになる。

自分に期待しすぎない

練習場シングルから脱出するための技術的な問題は、コースを想定した練習などで対応できていくと思うが、もう一つメンタル面でも注意してほしいことがある。

相談者は「今日は70台が出そうだ」と意気込んでコースに出ていたようだが、そのような期待が良いプレーを阻んでいる。きっと、まじめな性格で練習の成果をコースで存分に発揮したいと思っているのだろうが、「いいスコアを出したい」とか「今日はいいプレーができそうだ」と考えている時点で、余計な力が入ってしまう。未来はだれにもわからないし、期待をしてもその通りにはならない。そのような、考えても仕方のない「願望」は、目の前の一打に集中することを阻んでしまう。そして、うまくいかなかったときに「こんなはずではなかった」と落胆し、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうのだ。

優勝争いをするプロゴルファーは最終日の1番ホールから「今日は優勝できるかな」などとコントロールのできない未来のことを考えながらプレーをしないだろう。コースに立てば、目の前の一打に集中して余計なことは考えない。むしろ、首位争いをしている選手が優勝を意識したことで最終日に崩れるということはよくあることだ。プロでも優勝という未来の出来事が頭をよぎると、冷静にプレーができなくなり、時にはミスも犯してしまうのだ。

プロでさえ未来のことを考えて自滅することがある。未来のことは考えず、自分に過度な期待もせず、「ミスをするのは当たり前」という楽な気持ちで力を抜いてプレーすれば、きっと結果もついてくるはずだ。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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