ゴルフ場で大人の落ち着きや色気を醸し出したいなら、どうすればいいのか? 雑誌ゲーテ創刊以来、数々の経営者や著名人とラウンドしてきた編集者・二本柳陵介は「不細工なスイングでは一緒に回る人にも迷惑がかかる……。顔は変えられないけど、せめてスイングはハンサムにしたい」と考えた。思い立てば、即行動。早速、人気ティーチングプロの城所昌光コーチのもとに駆け込んだ。アマチュアゴルファーがすぐに使える"ハンサムスイング"コースラウンド実践編レッスン、いざ開講!
アプローチの精度を上げる! ハンサムスイングの真骨頂
残り100〜125ヤードの距離は、アマチュアゴルファーでもしっかりとグリーンを狙いたいもの。クラブヘッドが上から入り(ダウンブロー)、バックスピンがかかり、グリーンにピタりと止まるショットは、ハンサムスイングの真骨頂です。偶然ではなく、意図的にターゲットを狙えるスイングは、誰もが身につけたいはず。PWや9Iでスリークォーターショット(フルスイングの4分の3の振り幅で打つショット)の振り幅で狙っていきましょう。
スリークォターショットの振り幅(左腕が前方から見て10時の位置)であれば、トップポジションでのシャフトクロスを防ぐことができます。シャフトクロスは、インパクト時にクラブヘッドがアンダーといわれる「スイング軌道が下から入る動きになること」、「その影響で手元が浮いてしまうこと」の2つのエラーが生まれやすくなります。そのためクラブヘッドの入射角をダウンブローに入れることができずに、打点のバラツキから距離感のミスもでやすいでしょう。
グリーンを狙う際には、レイドオフ(飛球線と交わらない状態)のトップポジションにすることで的確なヒットが可能です。中上級レベルのゴルファーは、シャフトが立ちすぎずに手元を低く下ろすことができるので、入射角もコントロールしやすいはずです。
また最下点を「左肩の下」に設定することで、クラブヘッド(ショートアイアンやウェッジショット)のボールへの入射角がダウンブローになり、バックスピンがかかります。クラブヘッドを落とす基準点があることで安定性が増すはずです。
ダウンスイング初期に左肩を少し下げて打球することで手元が下がったインパクトになるでしょう。ハンドファーストなインパクトから、ダウンブローなスイングができるはずです。
第4回は、スイングアークをコントロールするハンサムスイングについてお伝えします。
Masamitsu Kidokoro
1975年生まれ。USGTFティーチングプロ。インドアとコースレッスン経験14年にして、WGTF(世界ゴルフ教師連盟)から世界に約2万5,000人存在するティーチングプロのうちのトップ100人に選ばれる。2020年3月、元ツアーシード選手の前田雄大氏とともに、JR吉祥寺駅北口から徒歩3分にあるインドアゴルフサロン「吉祥寺ゴルフ倶楽部」をグランドオープン。設立からわずか4カ月ですでに会員は120人を超え、一躍注目の人気レッスンサロンへと成長させた。
吉祥寺ゴルフ倶楽部
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8-3 三松ビルB2
TEL:0422-27-2927
営業時間:10:00〜21:00、土曜・日曜・祝日〜20:00
休み:年中無休
https://www.kichijoji-golf.club/
葉山国際カンツリー俱楽部
避暑地としても人気の湘南葉山に位置するゴルフコース。高台にあるため、夏はさわやかな風が通り抜け、比較的涼しく、冬は温暖で一年を通して快適にプレーできる。都心部からでも約1時間とアクセス良好。東京湾・房総半島が一望できるダイヤモンドコース、変化に富んだレイアウトが魅力のエメラルドコースの2コースがある。
住所:神奈川県三浦郡葉山町木古庭1043-1
TEL:046-878-8110
https://www.hayama-kokusai-cc.com/