999.9で体感する究極のホスピタリティ、特別な店と人

和訳どおり、顧客を“もてなす”だけがホスピタリティだろうか。必要な時に、必要なモノやサービスを確実に提供する。刷新されたフォーナインズ銀座本店を訪れると、そんな本質的なことこそが、実は究極のホスピタリティではないかと思わせるのだ。

999.9

隅々まで貫かれた理想本位の店づくり

「目指したのは、フォーナインズのすべてをお客様に感じていただける店舗です」

直営店舗の運営業務を軸に勤続18年目というベテランであり、新店舗の構成立案を指揮し、自ら店長に就いた本多氏は、万感を込めて語った。生まれ変わったフォーナインズ銀座本店。いわばその生みの親が語る“すべて”という言葉は、まさにかけ値なしの素直な表現であった。

誰でも無料で予約できるプライベートサロン。

「眼鏡に求められるすべての要素を満たすフォーナインズのもの創り。そして、お客様が安心して選び、使い続けることができる環境。それらを表現する理想の空間を目指すのが、銀座本店です。その象徴として新たに形になったのが、1階のメンテナンス専用カウンターです。フォーナインズが重要視する要素のなかにメンテナンスがありますが、眼鏡を長くいい状態で使っていただくために、その重要性をお客様にお伝えしてきました。それを体現したのが、メンテナンス専用カウンターなのです。眼鏡のメンテナンスは店頭で預かり、バックヤードなどで行うのが一般的ですが、こちらではお客様の目の前で行う対面式にこだわりました。透明性を高めながら、お客様の眼鏡に対する知識や理解も深め、より安心して使い続けていただくことにつながります」

べっ甲やバッファローホーンなど天然素材の高級モデルも揃う。

路面エントランスのある店舗1階は、まず顧客が訪れて目にするため、いわば“見せ場”に徹するのが店づくりのセオリーである。そんなセオリーを覆し、対面式メンテナンス専用カウンターという画期的な設備を設ける点に、顧客本位なフォーナインズの姿勢がうかがえる。そしてそれは、2階に広々としたスペースを確保した、完全予約制のプライベートサロンにも見て取れるのだ。

「フレーム選びに加え、視力測定やフィッティングが必要な眼鏡は、どうしても短時間では作れません。そのすべてを完結できるこの空間の意義は、プライベートを確保するだけではなく、じっくり時間をかけ、心から納得いただける眼鏡をお作りするためでもあるのです。周囲から切り離された上質な空間でお客様だけの特別なひとときを彩り、親身な接客で眼鏡の完成度を引き上げる。そんな贅沢な時間をお届けします」

「眼鏡はお渡ししてからお付き合いがスタート」という本多店長。

こうしたフォーナインズ銀座本店の店づくりには、単なる顧客本位とは一線を画す、フォーナインズの哲学を感じさせる。それは同社が創業以来、四半世紀にわたり変わらず掲げ続ける、「眼鏡は道具である。」という哲学だ。眼鏡を視力矯正器具という本質から捉えることで、信頼の置けるメンテナンスや時間をかけてベストな1本を作るスペースが必然的に導きだされる。本多店長が新しい銀座本店を通し、訪れる人々に感じてほしいフォーナインズの“すべて”とは、革新的かつ独創的なテクノロジーが生む唯一無二の掛け心地だけでも、一堂に会する豊富なフルラインナップだけでもない。眼鏡やサングラスが持ち主にとって常にベストな道具たらんとする、フォーナインズ不変のフィロソフィーそのものだ。