2011年、ゲーテが創刊5周年を記念しシーバスリーガルとともに創設した「シーバスリーガルゴールドシグネチャー・アワード」。稀代のビジネスリーダーとともに、創設からの10年間を振り返る。
時代をリードする飽くなき情熱
200年以上の歴史と伝統を持ち、芸術ともいえる優れたブレンド技術のもと生みだされるスコッチウイスキー「シーバスリーガル」。創業者の“寛容さを胸に、事業を通して社会に貢献する”という経営理念を体現する人物を称えるアワードとして創設されたのが、「シーバスリーガル ゴールドシグネチャー・アワード」だ。
2011年の初開催から昨年までの10年間、受賞したのは名だたるビジネスリーダー25名。業界もバックグラウンドもさまざまだが、アワードに値するのは、時代をリードしながら、ビジネスの成功という自身の偉業を社会とシェアする経営者であることだ。
授賞式で「栄養問題を解決するために、好きなことを貫く」と語ったユーグレナ代表取締役・出雲 充氏、「事業活動そのものが社会貢献になることが大事」と語ったGMOインターネットグループ代表・熊谷正寿氏など、受賞者である彼らの姿は、明確なビジョンとともに社会に大きなインパクトを与えてきた。
アワードとともに刻んだこの10年を振り返れば、東日本大震災を乗り越え、気づけばオンラインサービスは教育から医療まで今や誰もが利用するサービスとなり、電気自動車も仮想通貨ももはや当たり前のモノやシステムと認知される時代に。そんななか、ブレることなく常に先見の明を持ち、ビジネスで社会に活力を与えること。それこそが、経営者の神髄であり醍醐味であることを彼ら自身の行動で示していると言えるだろう。
もちろんこの先に、何が待ち受けているかはわからない。しかしどんな状況でも自分を信じ、今この時も社会のために事業を前進させている経営者たちの歩みは、加速することはあっても止まることはないはずだ。
残念ながら現在の社会状況から今年の第11回アワードは延期となったが、パイオニアスピリッツと社会貢献の精神を発揮した新しいビジネスリーダーを、シーバスリーガルとゲーテはこれからも応援し続けるつもりだ。
今年1年どんな経営者、そしてどんな取り組みやビジネスモデルが、我々に刺激を与えてくれるのか。見えない時代を切り拓く、そして社会を躍動させる新たな熱き想いにまた出会えることを、ぜひ期待してほしい。そして歴史とクラフツマンシップによってもたらされる深い味わいを持つシーバスリーガルの祝杯を、受賞者たちが上げるその時を楽しみにしたい。
2011年受賞者
楽天代表取締役社長(当時)
三木谷浩史氏
星野リゾート代表
星野佳路氏
2012年受賞者
作詞家
秋元 康氏
ローソン取締役社長兼会長(当時)
新浪剛史氏
2013年受賞者
サイバーエージェント代表取締役社長(当時)
藤田 晋氏
エイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEO(当時)
松浦勝人氏
2014年受賞者
放送作家・脚本家・N35inc代表
小山薫堂氏
エイチ・アイ・エス取締役会長(当時)
澤田秀雄氏
2015年受賞者
カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役社長兼CEO
増田宗昭氏
良品計画 代表取締役会長兼執行役員(当時)
松井忠三氏
2016年受賞者
ヤマハ代表取締役社長
中田卓也氏
工業デザイナー KEN OKUYAMA DESIGN 代表
奥山清行氏
GMOインターネット代表取締役会長 兼 社長・グループ代表
熊谷正寿氏
2017年受賞者
スノーピーク代表取締役社長(当時)
山井 太氏
JAPAN CRAFT SAKE COMPANY 代表取締役CEO
中田英寿氏
ユーグレナ代表取締役社長
出雲 充氏
2018年受賞者
マッシュホールディングス代表取締役社長
近藤広幸氏
LINE代表取締役社長CEO
出澤 剛氏
公益財団法人 日本サッカー協会 最高顧問(当時)
川淵三郎氏
2019年受賞者
ネクシィーズグループ代表取締役社長(当時)
近藤太香巳氏
News Picks取締役CCO(当時)
佐々木紀彦氏
ビームス代表取締役社長(当時)
設楽 洋氏
2020年受賞者
アカツキ創業者 代表取締役CEO(当時)
塩田元規氏
GEN Japan代表取締役社長 CEO
齋藤由佳子氏
UUUM 代表取締役社長CEO
鎌田和樹氏