フェラーリは、ビスポークを手がけるテーラーメイド部門が作り上げた、世界で1台だけのユニークなFerrari Romaを公開した。
日本の精巧な伝統工芸が詰まった1台
フェラーリ・テーラーメイドとは、フェラーリの各要素をカスタマイズし、自分の個性と好み通りの1台を作る格別なプログラムだ。このテーラーメイド・プログラムでは、パーソナル・デザイナーを中心とするエキスパート・チームが完全に顧客をサポート。ブランドの美的基準を保ちながら、各人の希望を叶えてくれる。
今回発表されたテーラーメイドのFERRARI ROMAは、日本の技によって生みだされるユニークな素材に、フェラーリの技術力を加え、現代のハイパフォーマンスカーに求められる耐久性と機能性を実現した特別な1台。まず注目すべきは、日本の伝統的なインディゴ染料である藍。「インディゴ・メタル」と名づけられたこの鮮やかなブルー塗料は、この1台のために特別に開発されたものだ。
また、ドアやハンドルに巻きつけられた黒の革ひもは、刀を握る部分を包む柄巻(つかまき)という手作業の伝統技法が用いられている。他にもセンター・アームレストとドア・シルに設けられたプレートには、日本で先祖より代々受け継がれている家紋のデザインを特注し、ユニークな紋章としてあしらわれている。
もちろんパフォーマンスとハンドリングも揺るぎない。4年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを受賞したエンジン・ファミリーに属する620cvのV8ターボ・エンジンを搭載し、このカテゴリーで最高峰となるパフォーマンスを誇る。
さりげなさの中に、類を見ないこだわりのディテールを備えたこのFerrari Romaは、イタリアと日本のデザイン文化を見事に融合・調和し、まさに、フェラーリ・テーラーメイド・プログラムの結晶といえるだろう。
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