今なおサンローランのミューズであり続けているベティ・カトルー。彼女とメゾンの物語を振り返る「BETTY CATROUX-YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」が、2022年11月19（土）より東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL /E HALLにて開催される。
©Steven Meisel
サンローランが「片割れ」と表したソウルメイト
サンローラン創業者であるムッシュ イヴ・サンローランとベティ・カトルーの出会いは1967年。会ったその瞬間から、ムッシュ サンローランが「（自らの）片割れ」と呼ぶほど親しい友人となった彼女は、その後、サンローラン・スタイルを象徴するミューズとして影響を与え続け、その関係性は今も途切れることなく続いている。
2022年11月19（土）から12月11日（日）まで開催される「BETTY CATROUX-YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」は、長きに渡り紡がれてきた、サンローランとベティ・カトルーの物語を振り返る展覧会だ。ベティ・カトルーからピエール・ベルジェ＝イヴ・サンローラン財団へ寄贈された作品に加え、彼女のワードローブや、今でもサンローランのシグネチャースタイルに影響を与え続けている作品などを数多く展示。まさに、サンローランの過去と現在を繋ぐ内容となっている。
ムッシュ イヴ・サンローランとベティ・カトルー。出会った頃を振り返り、彼女は「イヴの一目惚れだった。私の見た目にね。私は中性的で、性を越えた存在だった。それが彼を惹きつけたのは間違いないけれど、私たちの共通点は見た目だけではなかった。モラルやメンタルの面でも似ていたの。そこが驚きよね」と語る。
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今回の展覧会開催にあたり、監修を務める現クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロはこう発言している。
「ベティは多くを語らなくともサンローランを体現します。魅力的でミステリアス、不条理ともいえる側面を持ち、とらえどころがないけれども誰もが憧れる存在。そのすべてがメゾンの根底にあり、ベティに会えばその存在の偉大さがわかるのです。彼女は、このメゾンが永遠に時代を超越したダイナミックな存在であることを示す生き証人です」
ベティ・カトルーとサンローランの現クリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロ。
© David Sims
ベティ・カトルーのユニークなパーソナリティと美学を知り、彼女がサンローランにとっての“永遠のファッションアイコン”たる所以を知る絶好の機会となるはずだ。
BETTY CATROUX-YVES SAINT LAURENT
唯一無二の女性展
会場：東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL /E HALL
住所：東京都品川区東品川2-1-3
監修：アンソニー・ヴァカレロ
開催期間：2022年11月19（土）〜12月11日（日）
入場料：無料 ※要事前予約。詳細はこちら
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© Jane Evelyn Atwood/Agence VU’
Betty Catroux, Place de
l’Odéon, Paris 1980
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© Guy Marineau
