“コレクター”の域に達したら、気になるのが保管の問題。そんな時に頼りにしたいのが寺田倉庫のグループ会社として、2016年にサービスを開始したテラダアートアシストだ。
「保管だけでなく、輸送から展示や梱包、保険業務、修復までワンストップで行っています。光学調査やX線撮影、紫外線撮影も可能な撮影スタジオも備え、繊細な美術品修復にも対応します」と、営業部長を務める伊原庸裕(いはらやすひろ)氏は話す。
保管場所は耐震構造で、常に気温20℃、湿度50%に保たれ、劣化を防止。プレミアムタイプの保管スペースは、停電時に自家発電も行うという。
「セキュリティも厳重で、保管庫のスペースにたどり着くまでに、本人確認、専用キーやカードキーなど、複数のチェックシステムを通過していただきます」
アートといってもさまざま。どんなものでも保管してもらえるのだろうか?
「あまりにも巨大な作品などは難しいですが、基本的にどんな作品でもお預かりします。お客様がアートといえば、それはアート。お子様が描かれた大切な絵などもしっかりと保管させていただきます」
保管や保険にまつわるQ&A
Q.アート保管の費用はどのくらいかかる?
A. 品川に500室以上、横浜に30室の保管庫を完備。「さまざまなプランがあり、月額坪¥35,000~のプレミアムタイプでは、専門のアートハンドラーが常駐しています。来年2月からは、1点、月額¥500で預けられるサービスも開始予定です」
Q.アートも保険に入れるの?
A. 万全の管理をしていても不足の事態は起こりうる。「美術品保険は主に、保管中、運送中、展示期間中の3種類があります。保管に関しては、ご自宅や会社での保管もできますし、運送のオプションに展示期間中の保険を付けることも可能です」
Q.自宅で保管するための条件は?
A. 美術品管理のプロに自宅で保管する際に気をつけるべきことを聞いてみた。「一番は湿度の管理、40~60%をキープしてほしいですね。空調機の風があたるなど、湿度変化が大きい場所は避け、照明も美術品用のものを使うのが理想です」
Policy of TERRADA ART ASSIST
1.さまざまな依頼をワンストップでサポート
2.気温20℃、湿度50%で、作品の劣化を防ぐ
3.最新の光学調査で繊細な美術品修復も対応
お問い合わせ
TERRADA ART ASSIST TEL:03-6433-3120
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