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アメリカのプレミアムウイスキー「メーカーズマーク」が、2024年3月、ブランド史上最高品質を誇る「セラーエイジド」を新たにリリース。蒸溜所3代目当主であるロブ・サミュエルズ氏が「セラーエイジド」とともに飲み手に届けたい想いとは如何なるものなのか――。メーカーズマークが目指す、プレミアムウイスキーの意義を探る。
上質な味わいをさらに進化させた究極の1本
「バーのカウンターに座れば、必ず目を惹く赤い蠟で封印されたウイスキー」と聞けば、お酒好きなら誰もがその名を答えることができるだろう。それが、アメリカが誇るプレミアムウイスキー「メーカーズマーク」だ。
スコッチ・アイリッシュ系の移民であったサミュエルズ家が、自家製ウイスキーをつくり始めたのは1780年のこと。その後170年の時を経て、それまでの素朴な味わいのバーボンではなく、世界に評価される最高品質のプレミアムバーボンをつくろうと、ビル・サミュエルズ・シニアによって1959年に現在のメーカーズマークが誕生した。
「誰が飲んでも美味しい上質なウイスキーを、つくり手の愛情をこめて丁寧に届ける」というブランドの信念のとおり、世界中の人にプレミアムウイスキーを飲む愉しみを提供してきたメーカーズマーク。そしてこの度、その想いと味わいをさらに進化させた究極の1本となる「セラーエイジド」を完成させた。
通常6~7年熟成するメーカーズマークだが、「セラーエイジド」は蒸溜所に設けたセラーで「長期&低温熟成」し、約12年もの時間をかけてつくられる。「そのため、香り高く、実にまろやかな味わいを持つ」と教えてくれたのは、蒸溜所3代目当主であるロブ・サミュエルズ氏。
「メーカーズマークがつくられるケンタッキー州は、冬には-9℃、夏にはなんと54℃にもなる温度変化が激しい土地。過酷な天候下では熟成が進みすぎ、強い苦みや独特の癖が出てしまうため、長期熟成は難しい環境でした」
そんななか、父であるビル・サミュエルズ・ジュニアが、温度に繊細なフレンチオークを使い新たな味わいを生みだす研究のために、地元の土壌である石灰岩に囲まれたライムストーンセラーを建設した。
「外がどんなに過酷な温度になっても、石灰岩でできたセラーの内部は常に10℃前後に保たれます。この自然の恩恵を活かせば、もっと時間をかけた熟成ができるのではないかと考え、これまでは不可能だった長期熟成に挑戦することに。その結果が『セラーエイジド』の芳醇な味を生みだしました」
約6年間熟成した原酒を、ライムストーンセラーに移しさらに6年ほどの月日をかけて追加熟成する。木造の熟成庫に樽を保管するのが一般的なウイスキーメーカーにおいて、セラーを使用するのはアメリカでもメーカーズマークのみだという。
「低温環境に保たれたセラー内では、過剰な熟成で出てくる苦み成分のタンニンを抑えながら、ゆっくりと変化させていくことができます。クリーミーでカラメルやバニラといった芳醇な味を何層にも感じることができ、長いフィニッシュも愉しんでいただけます」
変わらない伝統があるからこそ生まれる、挑戦への道
セラーエイジドはそんな新たな挑戦から生まれた賜物ではあるが、最も大切にしたのはメーカーズマーク創設時からの“伝統”だと言う。
「セラーエイジドで使われる原酒は、60年以上変わらないレシピでつくられる通常のメーカーズマークと同じものです。もちろん原酒を変えるという挑戦の仕方もあるのかもしれませんが、敢えてその選択はしていません。なぜなら、我々が常に一番大切にしているのは “伝統”であり、創業者の想い。それを尊重したうえで挑戦を重ねていくのが、メーカーズマークなのです」
セラーエイジドでも採用している、メーカーズマークのトレードマークである赤い封蠟はその象徴とも言えるだろう。職人が自分の作品に刻印を入れるのと同様、ウイスキーのつくり手の刻印=Maker’s Markを1本1本に施していく。まさにひとつとして同じものがない、つくり手の想いがそこに表れているのだ。
「初めてボトリングした1958年は4,500ボトルでした。現在は生産本数が2,800万本になりましたが、人の手で封をする作業は変えていません」
現代の基準からすれば、それは時に非効率的であるかもしれない。しかし時間と手間がかかろうとも、引き継ぐ伝統を基に、より上質な味わいを追求する。それがメーカーズマーク、そしてセラーエイジドが目指した形なのだ。
「だからこそ今回の長い熟成期間はある意味大きな挑戦でした。他のウイスキーメーカーのように、過去にとらわれないまったく新しい方法でつくるのではなく、変わらぬ創業以来のビジョンとそれを受け継ぐ原酒を基に新たな味を生みだす。その一貫した考えでつくることができたことに、誇りを感じています」
セラー内でゆっくりと変化していくその味わいは、上質な味を持つ原酒にさらなる深みを醸しだし、セラーエイジドへと変化を遂げる。それはある意味、創業以来変わらない原料と製法を貫いてきた、メーカーズマークの原酒が持つポテンシャルがもたらす変化でもあるのだ。
常に指針になるのは、創業時のぶれない想い
伝統に徹底的にこだわりながらさらなる高みを目指す、それはロブ氏の父であるビル・サミュエルズ・ジュニアが手がけたメーカーズマーク「46」にも表れている。味わいの深みを追求するなかで、46番目に見つけたという理想のレシピナンバーから名づけられたこのウイスキーは、熟成した原酒を入れるホワイトオーク樽の内部に、インナーステイブと呼ばれるフレンチオークの焦がし板を10枚沈め、数ヵ月追加熟成することで、厚みのあるリッチな味わいとスムーズな余韻を生みだした。
さらに言えば1953年に祖父ビル・サミュエルズ・シニアは、先代たちが170年間つくり続けてきたレシピを敢えて使わず、現在の原酒のレシピを構築している。それこそが挑戦のスタートであり、その味を変えることなく引き継いでいるのは、創業者が生みだした味わいに確固たる自信と誇りを持っている証と言えるだろう。
「新しいことや、これまでと異なることをしようと考えたとしても、創設者の考え=芯の部分はぶれてはいけないと思っています。“ウイスキーは自然からできている”と考え、持続可能性を考えた畑づくりをするなど、創設以来のビジョンは会社にとって指針となる北極星のような存在です。どんなに成長しようとも“善”に基づくべきという創業者の考え方を常に念頭においています」
“伝統を守る”という信念の先にある「セラーエイジド」
どんなに時代が変われども、祖父ビル・サミュエルズ・シニアが創業して以来の伝統を守り続けることがメーカーズマークの信念であり、それこそが他の追随を許さないオリジナリティをもたらす。
そのうえで新しいことをするのは困難なことだが、父は「46」を生みだし、そして子であるロブ氏が挑戦した結果が「セラーエイジド」。セラーエイジドの赤い封を開けてひと口味わえば、上質な香りとともにバニラや熟した果実のような味わいがいくつものレイヤーとなって現れる。
「まずは何も入れずストレートで、その香りと味を愉しんでほしいですね。これまでのバーボンウイスキーにはなかった味わいを感じていただきたいと思います」
実はメーカーズマークが米国以外で初めて販売したのが日本という歴史もあり、ロブ氏と日本のつながりも深い。
「かつて日本のクルマメーカーが初めて私の地元に工場を建設し、出張で来たエグゼクティブが我々の蒸溜所を訪れてはウイスキーを購入してくれました。ある意味、日本の方たちが我々を見つけてくれたと言えるでしょう。そんな縁を感じる日本の方たちに、最高品質の味わいを持つセラーエイジドをお届けできることをとても嬉しく思っています」
ぶれない信念を味わいの深みに昇華させ、メーカーズマークの想いを最大限に表現した「セラーエイジド」。その想いをぜひ一度、味わってみてほしい。
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