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2023.02.19

フォークロア|日本酒と焼酎で作る、日比谷の新感覚カクテルバー

断言しよう。今、自分のレストランリストに入れておくべきはカウンターの店だ。なかでもクリエイティヴなカクテルを提供するバーは絶対に行きつけにしておきたい。通えば通うほどパワーチャージできる、唯一無二のカクテルバーから、今回は日比谷の「FOLKLORE(フォークロア)」を紹介する。

日比谷「フォークロア」のカウンター

最先端の技術を駆使し、既存にない新しいカクテルを生み続けている日本随一のミクソロジスト南雲氏。

日本随一のミクソロジストが立ち上げた、和のカクテルバー

これまでに数々のバーを手がけた南雲主于三氏が2022年に立ち上げた新業態。それが日本酒と焼酎を軸にしたバー『フォークロア』だ。

茶室の入り口を思わせる入り口をくぐると、凛とした数寄屋建築のなかにバーカウンターが現れる。なお、店名のフォークロアとは“民間伝承”のこと。「もしカクテル文化が日本で発祥したならどういう形に発展しただろうか」という問いかけから考えられたカクテルは、洋酒中心に構成された従来のバーに新たな視点を投げかける。

「日本酒を混ぜて飲む文化は250年前から存在していましたし、お酒は元来自由なものです。ただ、カクテルにするお酒の選択肢が多くなかったなかで、ここ数年、意欲的な造り手たちによって、日本酒・焼酎はさまざまな風味のものが生みだされてきました。今であれば、日本の酒とテロワールを反映した日本独自のカクテルが表現できるのではないかと思い、このお店を作りました」と南雲氏。

日本酒や焼酎など日本のお酒がもつ特有の旨みと味わいの多様性。それぞれの個性が中国茶やコーヒー、洋酒と組み合わさることで引きだされ、新たな魅力を発見させてくれる。お酒単品でテイスティングができるコースでは、バーテンダーとしての知識と感性で飲み手の好みを導く。

日比谷「フォークロア」のカクテル「Afs生×山椒」

酸味と甘味の強い純米酒に山椒のジンとポートワインを加えた「Afs生×山椒」¥1,540。

日比谷「フォークロア」のカクテル「ブルーロデオ」

香ばしさのある大麦焼酎「青鹿毛(あおかげ)」にコーヒーや柑橘を加え、濾過した「ブルーロデオ」¥1,650。

店舗で提供するお酒はほぼすべて自身の足で訪問し、入手したもの。産地をめぐり、造り手と交流することでカクテルは生まれ、またお酒が造られた環境や造り手の想いがカウンター越しに語られる。

新たな日本の文化発信の拠点として、今後は海外からの注目も集めていくに違いない。

日比谷「フォークロア」の茶器

茶器でもカクテルを提供する。

日比谷「フォークロア」の入り口

茶室を思わせる数寄屋建築。焼杉を使用し、エアプランツが飾られたモダンでシックな外観の佇まい。

フォークロア/FOLKLORE
住所:東京都千代田区内幸町1-7-1 日比谷OKUROJI G20
TEL:03-6770-8785
営業時間:14:00〜23:00
定休日:第2月曜
座席数:11席
料金:カクテル ¥1,410〜、チャージ ¥800

TEXT=児島麻理子

PHOTOGRAPH=関戸佳代

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