GOURMET

2022.11.07

サプライズのある、秘密の鴨料理店「赤坂 Na Camo guro」

古くから日本人に親しまれてきた鴨肉。最近は美味かつヘルシーなことから人気が再燃。今月は“ひと味違う”食肉体験が待つ、鴨料理の「赤坂 Na Camo guro(ナカモグロ)」を紹介する。

Kamosuki コース(¥6,000)のメインは、小鍋でシェフが作る鴨すき。割下に赤ワインを使い、芳醇な風味をさらに底上げ。胸、もも、つくねの異なる食感や味を堪能できる。

ユニークな動線の先の秘密の鴨料理店

会食のムードが戻りつつあるなか、サプライズのある店選びで相手に印象づけたいという時にぴったりな店が、2022年7月にオープンした「赤坂 Na Camo guro」。

プレミアム横丁ARTISAN APARTMENTと看板に書かれたビルの地階におりると、まず目に入るのは鮨店。その奥には焼鳥店があり、ゲストを先導しながらそのユニークな動線を進めば、非常灯に書かれた可愛らしい鴨のイラストが店の場所を教えてくれる。

これだけでも摑みは完璧だが、密やかな雰囲気に包まれたカウンターで繰り出される料理にも気分が高揚する多くの仕かけが。6000円のKamosukiコースは、まず前菜の盛り合わせが登場。

前菜4種。「パテカンスライダー」は最上鴨のパテをグジェールではさみ、ミニバーガー仕立てに。季節のフルーツガスパチョ、自家製和風ピクルスと鴨肉ハム、鴨肉とトリュフのアランチーニ。

店では“日本で一番美しい村”とも言われる山形県の大蔵村で肥育される最上鴨を扱っており、序盤からオリジナリティ溢れる料理で自慢の鴨を堪能することができる。

メインの鴨すきは目の前でシェフの志摩倖司さんが調理。芳しい香りに包まれながら、卵黄にくぐらせた肉を頬張れば、その柔らかさ、部位によって異なる風味に驚くはず。

鴨のローストが登場するOkimariコースもあるので、そちらは“カモフラージュ”せず、次の会食の約束を取りつけよう。

「鴨ボナーラ」は鴨ベーコンを使い、コクのある味わい(¥8,000のOkimariコースの一例)。

左:店はユニークな動線の先に。暗めの照明も密やかな雰囲気を生みだす。右:カーテンで仕切られた4名用の半個室も。

赤坂 Na Camo guro
住所:東京都港区赤坂3-9-2 No.R赤坂見附 B1
TEL:050-5589-2427
営業時間:17:00~L.O.23:00
定休日:不定休
席数:カウンター8席、テーブル4席、個室1室(~4名)
料金:Kamosukiコース¥6,000~

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=菊池陽一郎

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