GOURMET

2021.06.08

bi.ble|北海道・美瑛の自然に囲まれた1日5組限定のオーベルジュ

秋元 康、小山薫堂、中田英寿、見城 徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」が今年も開催に! 先進的なスタイルとクリエーションで魅了する、最先端の東京のフレンチ&イタリアン。一方、地方では「地産地消」や「ローカルファースト」の価値をモダンなひと皿に昇華させるレストランが増えている。未知の体験をさせてくれる特等席へご案内。

前菜の盛り合わせ(2名分)。焼きたてのじゃがいもパン、パテ・ド・カンパーニュ、ラタトゥイユ、ニシンのスモーク、サラミ、ピクルス。(料理はすべて¥11,000のディナーコースの一例)。

小山薫堂「パンを軸にしたレストラン。自然に恵まれた環境がいい」

札幌の3つ星フレンチ『レストラン モリエール』が2014年に美瑛町に開いた、1日5組限定のオーベルジュ。ブーランジェリーを併設し、「働きながら学ぶ」をコンセプトとする料理塾も開設している。

 旧北瑛小学校の跡地にあるフレンチで、地元産の小麦を使ったパンがすごく美味しいです。ディナーに行くとまず厨房の窯の前に集められ、シェフが「ウチの中心はこの窯です」と言いながら窯から焼き立てのプレッツェルを出してくれるんです。それをシャンパンを飲みながら食べると、「ダイニングに移動してください」と言われるので、グラスを片手に席に移って、ディナーが始まります。

鶏の赤ワイン煮「コッコーヴァン」

鶏の赤ワイン煮「コッコーヴァン」

 雰囲気いいですよね。僕、『レストラン モリエール』の系列店には全部行きましたけど、ここは特に好きです。建物を設計した内藤廣さんは、ウチの事務所も設計してくださってるんですよ。宿泊棟の部屋も、シンプルだけどいいですよね。

 目の前には小麦畑が広がっているし、すごく感じがいいですね。あと、朝食もめちゃくちゃ美味しい。焼き立てのパンの美味しさを味わえます。

ポーチドエッグとパルミジャーノを添えた茹であげアスパラガス。

 みんな地方のレストランにも詳しいんだね。

 僕はずっと旅してますから。北海道には年に2〜3回行きますが、オーベルジュも酒蔵も増えています。これからもっと面白くなると思いますよ。

ビブレ

 薫ちゃんが地方に行く回数の多さもすごいよ。

 北海道には仕事で行くことが多いんですけど、美瑛は環境もいいし、野菜もいい。『ビブレ』の料理は変にこねくりまわしたところがないので精神的に負担にならないし、リーズナブルなのもいいんです。

石窯

石窯ではパンだけでなく、料理も作られる。

ーー今年のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」は「秘密のレストラン」「陶酔のフレンチ&イタリアン」「美しき芸術の鮨」「職人の技に酔いしれる料理」「百花繚乱の超絶中華」「知る人ぞ知る隠れ家&穴場」「究極の肉を喰らう」がラインナップ! 完全保存版です。

 

bi.ble

食事のみの利用も可能。目の前の畑では隔年で小麦が栽培されている(今年は休耕)。

ビブレ
住所:北海道上川郡美瑛町字北瑛第2北瑛小麦の丘
TEL:0166-92-8100
営業時間:11:30~/17:30~
休業日:火曜(4~10月)、月~木曜(11月1週目)、11月2週~3月
座席数:テーブル40席、個室1 室(~4名)
料金:コースはランチ¥3,000~、ディナー¥8,500~
詳細はこちら

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=池田直俊

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