GOURMET

2021.05.17

これを飲まずにいられない! 藤田晋のワインランキング【2020 BEST編】

ワイン好き垂涎のレアものから誰もが知るグラン・ヴァンまで。会食の席で、プライベートで出合ってきたプレミアムなワインは数知れず。そんなワインマニア・藤田晋の魂を揺さ振り、記憶に深く刻まれているという銘柄を一挙に格づけ! 美酒と出合い続けた2020年。格別の感動を覚えたというベスト5は、世間に出回らない希少ワインばかりだ。

シャンボール・ミュジニーレ・サンティエ 1989 ジャッキー・トルショー【1st】

シャンボール・ミュジニーレ・サンティエ 1989 ジャッキー・トルショー

「香りから、味わいから、余韻から、すべてがダントツ」。少量生産かつ輸出に消極的だったジャッキー・トルショーだけに、日本へ輸出された彼のワインはブルゴーニュファンの間で激しい争奪戦が行われてきた。「おそらく、探してももう見つからないと思う」。
約¥150,000

シャトー・オー・ブリオン 1989【2nd】

シャトー・オー・ブリオン 1989

メドック以外の産地ながらメドック格づけ1級に輝いた、ボルドー5大シャトーのなかでも特異なワイン。「『本当に美味しいボルドーはブルゴーニュより上』という話を聞いたことがあるけど、このワインで納得。飲んだあと、余韻の芳香に惚れ惚れした」。
約¥220,000

ムルソー レ・シュヴァリエール 2004 ドメーヌ・コシュ・デュリ【3rd】

ムルソー レ・シュヴァリエール 2004 ドメーヌ・コシュ・デュリ

ブルゴーニュの白、ムルソーの造り手としてトップをいくコシュ・デュリ。小粒なブドウ果実を用い、樽香(たるこう)に消されることのないパワーある旨味や酸、凝縮感を見せる。「飲んだ瞬間、感動のあまり言葉を失った。ようやく頭に浮かんだ表現は、ただ『別格』」。
約¥130,000

ロマネ・コンティ 2014 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ【4th】

ロマネ・コンティ 2014 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ

安定した高品質と世界最高クラスの高値により、時に投機対象としても世間を騒がせる。数十年のセラー熟成が基本だが、収穫年から6年経った時点でトライ。「開栓直後はやや閉じてたが、1時間もしないうちに凄まじい香りを放ち、貪るように飲んだ」。
約¥2,100,000

シャトー・ラヤス 1999【5th】

シャトー・ラヤス 1999

ワイン専用インスタグラムを始めるきっかけにもなったワイン。果実味とスパイシーさが持ち味のローヌ産だが、ラヤスに限ってはミネラル感が豊富。「開けた当日は硬かったけど、次の日に残ったワインを飲んで感動。甘い蜜に吸い寄せられる蜜蜂の気分になった」。
約¥120,000

※ワインの価格は編集部調べ。「Cellar Watch」(1ドル=約¥110[2021年4月1日時点])と「wine-searcher」、ワイン輸入元の価格などを参考に算出。

 

Illustration=酒井真織

TEXT=山本真紀

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