3月25日、「アジアのベストレストラン50」の2020年版が発表、バーチャル授賞式が行われた。アジアのトップに輝いたのは、香港の広東料理「The Chairman(チェアマン)」。日本で最上位だったのは東京の日本料理「傳(でん)」だった。
1位には昨年2位だった「The Chairman」。素材にこだわった広東料理で世界中の美食家が憧れる名店は、香港のレストランとして初めて1位の座を獲得。昨年1位だったシンガポールの「Odette(オデット)」が2位と順位が入れ替わった。
日本のレストランは9店がランクイン。「傳」が昨年に続き3位を維持、「フロリレージュ」が7位、「ラシーム」が8位、「NARISAWA」が9位、「茶禅華」が12位、「レフェルヴェソンス」が19位、「オード」が27位、「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウが30位、「日本料理 龍吟」が35位だった。また「レフェルヴェソンス」は、昨年の48位から大きく順位を上げ「The Beronia Highest Climber Award」を受賞した。
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「世界のベストレストラン」日本評議会のチェアマンを務める中村孝則氏は、「今年のランキングは、コロナ禍においてレストランがどのような対応をしたかも評価されています」とコメント。そして「コロナが落ち着き、またみんなレストランに自由に行けるようになったら、今回のランキングがそのモチベーションになるはずです」と、今回のリストの発表の意義を語った。
アジアを旅してレストランを楽しむ――近い将来、そんな日が戻ることを願ってやまない。