GOURMET

2019.06.06

食のカリスマ西山知義が足繁く通うハワイのファインダイニング3選

ローカルから最先端!ハワイの食文化に魅了されるという西山知義氏が、思いを寄せる、絶対にはずせない場所を教えてくれた。

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「フレンチとベトナムのフュージョンに感動!」

ハワイの乾いた気候のなかで食を楽しみ、ゴルフや海、買い物でリフレッシュするのが何よりの休日というダイニングイノベーションの西山知義氏。ハワイ好きが高じて、昨年カハラに別荘を完成させたほど。

そんな西山氏がお薦めするのは、連日満席の賑わいを見せる「ザ・ピッグ&ザ・レディ」。

「フレンチとベトナムのフュージョンが素晴らしい。まるでブルックリンにあるような、レンガを積み上げたカジュアルな内装も最高。ハワイに来るたびに足を運んでいます」

オーナーシェフのアンドリュー氏はフレンチで修業した腕を、母親から受け継いだベトナム料理で惜しみなく発揮する。

「甘みと酸味のあるソースがかかった、クリスピーでジューシーなフライドチキンを食べずしては帰れません!」

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右上から時計回りに、ハバネロがピリッと効いたカクテル、MIDDAYRUN$12、アボカドペーストとガーリック味のアヒがベストバランスなアヒのタタキをトマトトーストにのせて$12、酒のつまみに最高なフライドチキン$17.5、米粉麺のフォーの上に熟成ビーフのタタキが9枚ものった、熟成ビーフのフォー$23。

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ダウンタウンにある、新感覚のベトナム料理。

ザ・ピッグ & ザ・レディ
住所:83 N. King St. 
TEL:808・585・8255
営業:月曜~土曜11:00~15:00/火曜~日曜17:30~21:30
休み:日曜

「秘伝のビビン麺は何度でも食べたい」

飲み過ぎた二日酔いの朝、食べすぎで胃が疲れた時、食欲がない日、多くの日本人の胃袋が、この店の冷麺を欲する。シャリシャリの凍ったスープと歯ごたえのある麺が絡み合い、まるで飲むように食べてしまう。

「僕が頼むのは葛く ずビビン冷麺。スープが別盛りで出てくるから、最初ビビン麺を楽しみ、次に凍ったスープをかけて冷麺に」

1997年ケアモクで開店し、2008年にカピオラニ通りに店を構えて、今や圧倒的な人気店。いつも明るい店員さんのなかには、日本語が堪能な女性もいる。冷麺以外にも、焼肉はもちろん、チヂミ、トック、チャプチェなどの一品料理のほか、熱々のチゲ鍋も旨い。お薦めは冷麺(2人前)+カルビ、プルコギ、辛い豚肉のうち1品が選べるセット。

昨年、ついに六本木にも支店をオープンし、ユッチャンの快進撃は止まらない。

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セットBは冷麺(1人前・写真は葛ビビン冷麺)と焼肉(3種から1種を選択)で$33.99。

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アラモアナセンターショッピングセンターから徒歩圏内の人気店。

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メニューに迷ったら私たちに声かけてね♡

ユッチャン・コリアン・レストラン
住所:1159 Kapiolani Blvd.
TEL:808・589・0022 
営業:11:00~22:00
休み:無休

「ワイワイ食べたい韓国焼き肉の決定版」

「アンチャンハラミという棒状の肉が絶品なんです。昔ながらの韓国焼肉店といった風情で、この肉をつまみながら韓国ソジュ(焼酎)を飲むと、その味わいがたまらないんです」

ハワイの焼肉屋のなかでも1985年開店の老舗。賑やかなアジュンマたちが鉄板の上に肉を並べ、ジュージューと焼いてくれる。肉が自慢の店だけに、来店者のほとんどがアンチャンとカルビをオーダーする。タレではなく、秘伝のごま油と粗塩で食べるのだが、これが他の店にはない美味しさ! とにかく肉の味が引き立つ。メニューは他に、チヂミやケジャン、冷麺なども。〆はスープ代わりにチゲを頼むのがお薦め。

「何種類かあるんだけど、僕はホルモンチゲが好き」

場所はアラモアナセンターの裏側で徒歩圏内。買い物帰りに気軽に立ち寄れる店だ。

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「柔らかい特上胸肉ロース」$30.50(写真は2人前)を通称アンチャンハラミと言う。

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昔ながらの韓国焼肉店。

兄弟焼肉
住所:636 Sheridan St.
TEL:808・591・1827
営業:11:00~24:00
休み:無休

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Tomoyoshi Nishiyama
1966年東京都生まれ。レインズインターナショナルを設立し「牛角」など外食チェーンを展開。その後、ダイニングイノベーションを設立、国内外で200店舗を展開する。今年の4 月には「焼肉ライク」をインドネシア、台湾に出店。

TEXT=今井 恵

PHOTOGRAPH=内田 恒

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