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2022.11.10

ドイツが誇る真のマニュファクチュール、グラスヒュッテ・オリジナルの歴史と注目時計7選

機能的かつ美しい時計に定評がある時計ブランド「グラスヒュッテ・オリジナル」。文字盤をはじめ、実に95%以上ものパーツを自社生産する同社は、ドイツ時計の歴史と伝統を継承する、真のマニュファクチュールといえるだろう。

SeaQ

名門誕生の背景に激動の歴史あり

ドイツで本格的な時計産業が始まったのは19世紀中頃。ザクセン王国の首都ドレスデンで活躍していた時計師たちが、かつて銀鉱山で栄え、金属加工技術に長けた職人が多く暮らしている町、グラスヒュッテに移り住み、時計工房を開いたのがきっかけだ。

とはいえ、優れた時計をつくることは簡単ではない。当時もスイスの時計メーカーが業界をリードしていたのだが、その強みはパーツサプライヤーを効果的に使った時計製造にあった。しかしスイスから遠く離れたグラスヒュッテでは、外部からパーツを購入するのは不可能である。そのため時計職人たちはグラスヒュッテで製造する時計に統一の規格をつくり、個々の工房ごとにパーツを分担して製造することで、高品質の時計を効率的につくることを考案した。つまり町全体を、“巨大な時計工場”として考えたのだ。この戦略は効果を発揮し、グラスヒュッテ製の時計はスイス製に匹敵する品質であると評価され、独特のスタイルを真似た模造品まで出回るほどだったという。

ところが第二次世界大戦末期に時計工場が爆撃され、終戦後は東ドイツ政府によってグラスヒュッテの時計工房は、グラスヒュッテ時計産業公社(GUB)として集約されてしまう。自由に時計をつくることができない状況だったが、悪いことばかりではなかった。スイスの時計産業は、1960年から’80年代にかけて、日本のクオーツ時計によって壊滅的な打撃を受け、時計技術の継承が途切れてしまう。しかし、GUBでは時計をつくり続けることができたので、グラスヒュッテの時計技術や文化、伝統が失われずに済んだのだ。’90年のドイツ再統一後に、いくつかの時計工房が復興できたのは、きちんと技術が継承されていたから。そして民営化された時計産業公社の工場や人員などを継承する形で、時計メーカー「グラスヒュッテ・オリジナル」が発足することになる。

“オリジナル”という言葉が示すように、ドイツ時計の歴史と伝統を継承し、さらにはグラスヒュッテの町の中心にあった時計学校の建物を改修して時計ミュージアムとして運営することで、ドイツ時計の文化的側面にも光を当てている。つまりグラスヒュッテ・オリジナルは、ドイツ時計の技術と文化を両方で支える庇護者といえるだろう。

グラスヒュッテ・オリジナル

左:ドレスデン郊外エルツ山地に位置するグラスヒュッテは、とても小さな町だが、有力な時計ブランドがいくつも集まっている。右:モダンな建物へと進化した、現在のグラスヒュッテ・オリジナルの社屋。

グラスヒュッテ・オリジナル

左上:初期の時計工房。窓に向かって作業机を並べ、太陽光の下で仕事をした。左下:船舶用の高精度時計マリンクロノメーターも、グラスヒュッテで製作していた。下中:ムーブメントの設計図。3/4プレートやゴールドのシャトン留めを使用しているのがわかる。右上:時計師の手仕事から時計が生まれる。それは今も昔も変わらない。右下:時計師を育成するために時計学校を創立し、周辺諸国からも生徒を募った。現在はグラスヒュッテ・オリジナルが運営する時計ミュージアムとなっている。

もちろん製品においても、グラスヒュッテの伝統を守っている。例えばムーブメントのほとんどを覆いつくす巨大なプレートは、3/4プレートと呼ばれる仕様なのだが、大きなパーツでしっかりと歯車を押さえることで頑強さを高め、埃の侵入を防ぐというメリットがある。歯車の回転軸の摩擦を軽減させるための人工ルビーの穴石には、ゴールドのシャトン留めをすることで華やかさを演出。そしてテンプ受けには、職人の手仕事による精密なエングレービングを入れている。こういったディテールを仕上げるのは非常に手間がかかるが、それを丁寧につくっていくことで偉大な先人たちに敬意を払っているのだ。

しかもモデルのバリエーションも豊富。GUB時代は限られた上流階級のためではなく、市民のための時計を多く製作してきた。そのため今でもスポーツウォッチからハイコンプリケーション、復刻モデルなど幅広くラインナップ。ハイレベルな自社製ムーブメントを搭載する時計でありながら、比較的こなれた価格のステンレススチールケースのものもある。つまり、誰でも気になるモデルと必ず出合うことができるのだ。

ドイツ時計の歴史と伝統を継承し、最前線の技術も楽しめ、さらにモダンからレトロ、クラシックまでデザインバリエーションも豊富。ドイツ時計を選ぶなら、グラスヒュッテ・オリジナルこそが最適なのである。

グラスヒュッテ・オリジナルの注目モデル7選

1.SeaQ レッドゴールド

1969年に誕生した本格ダイバーズウォッチの復刻版。デザインコードはオリジナルを継承しつつ、スペックなどは現代的にアップデート。防水性は200mと十分かつ、レッドゴールドケースで色気を加える。

SeaQ レッドゴールド

「SeaQ レッドゴールド」自動巻き、18KRGケース、径39.5mm。¥3,003,000(グラスヒュッテ・オリジナル)

SeaQ レッドゴールド

ケースバックからは、自社製ムーブメントのCal.39-11が見える。大きなプレートでパーツを押さえ、スワンネック緩急針の姿もレトロな雰囲気をつくりだす。自動巻きローターもオリジナルデザインなので、完成度が高い。

2.SeaQ

ベゼルとリューズにゴールド素材を使用したコンビモデル。さり気ない素材使いで、20気圧防水の本気のダイバーズウォッチに色気を加える。プロツールながらケース径は小ぶりで、ファッションとも好相性だ。

SeaQ

「SeaQ」自動巻き、SS×18KRGケース、径39.5mm。¥1,683,000(グラスヒュッテ・オリジナル) ジャケット¥665,500、ニット¥192,500、パンツ¥110,000(すべてゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300)

3.SeaQ パノラマデイト

深みのあるグリーンダイヤルを用いた、品格とファッション性を兼ね備えたダイバーズウォッチ。4時位置の”パノラマデイト”は、10の位と1の位を2枚のディスクを使って表現する独自機構で、視認性と実用性に優れる。

「SeaQ パノラマデイト」自動巻き、SSケース、径43.2mm。¥1,551,000(グラスヒュッテ・オリジナル) ブルゾン¥194,700、パンツ¥168,300(ともにゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300)

4.パノマティックカレンダー

時刻表示やムーンフェイズ表示をアシンメトリーに配置する独特のダイヤルデザインを崩すことなく、6時位置から3時位置にカレンダーの月表示をセット。この機構はアニュアルカレンダーで、3月1日のみ調整するだけで一年を通じて使える。

パノマティックカレンダー

「パノマティックカレンダー」自動巻き、18KRGケース、径42mm。¥3,894,000(グラスヒュッテ・オリジナル)

5.セネタ・ムーンフェイズ・スケルトン

月の満ち欠けを表示するムーンフェイズ機構とパワーリザーブ表示を備えたクラシックモデル。ムーブメントとダイヤルにスケルトン仕上げを施し、さらにムーブメントのブリッジにも精密なエングレービングを施した。工芸品のように美しい時計である。

6.シックスティーズ・パノラマデイト

1960年代に製作されていたラウンドウォッチからインスピレーションを受けており、柔らかにカーブするボンベタイプのダイヤルやボックス型の風防ガラスでレトロな雰囲気を演出。6時位置に”パノラマデイト”を収める。

7.セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト

クラシカルなTVスクリーン型ケースが特徴で、グリーンダイヤルもレトロな雰囲気。12時位置インジケーターが積算計で、9時位置のスモールセコンド内にパワーリザーブ表示を加えるなど、独自性の高い時計だ。

グラスヒュッテ・オリジナル

左:「セブンティーズ・クロノグラフ・パノラマデイト」自動巻き、SSケース、縦40×横40mm。¥1,969,000、中:「シックスティーズ・パノラマデイト」自動巻き、SSケース、径42mm。¥1,067,000、右:「セネタ・ムーンフェイズ・スケルトン」手巻き、18KWGケース、径42mm。¥5,401,000(すべてグラスヒュッテ・オリジナル) ニット¥258,500(ゼニア/ゼニア カスタマーサービス TEL:03-5114-5300)

 

グラスヒュッテ・オリジナル ホリデーフェア2022

グラスヒュッテ・オリジナル銀座では、2022年11月16日(水)から12月18日(日)までの期間、「ホリデーフェア2022」を開催。2022年新作モデルをはじめ、ホリデーシーズンを彩る時計が続々と入荷している。期間中にグラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座で対象商品を購入した人には、ホリデー限定のスペシャルギフトのプレゼントも(数量限定)も。ぜひこの機会にグラスヒュッテ・オリジナルでお気に入りのアイテムを見つけてみては。

開催期間:2022年11月16日(水)から12月18日(日)
場所:東京都中央区銀座7-9-18ニコラス・G・ハイエックセンター4F

問い合わせ
グラスヒュッテ・オリジナル銀座 TEL:03-6254-7266

TEXT=松本恵

PHOTOGRAPH=星武志

STYLING=石川英治(T.R.S)

HAIR&MAKE-UP=松本恵

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