男性にとって数少ないアクセサリーでもある腕時計。だからこそ、時計選びには個性とともに語れる“ストーリー”も腕元に纏いたい! 今回はブランパンの「フィフティ ファゾムス バチスカーフ コンプリートカレンダー」を紹介する。
ブランパンの魂を継承する ノーブルダイバーズ
どんなビジネスにおいても、イノベーションは新しい時代を切り拓く起爆剤となる。この事実を時計の分野で長年にわたって体現し続けているのが、現存する世界最古の時計ブランド、ブランパンだ。
熟練の職人の手作業による伝統的な製造方法を守りつつ、最新技術の開発にも注力。“世界初”も含む革新的なモデルを数多く生みだしてきたブランパン。その象徴のひとつともいえるのが、1983年に発表した機械式ムーブメントによる世界最小のムーンフェイズ搭載コンプリート・カレンダー・モデルだろう。
’70年代のクオーツ時計の台頭、いわゆるクオーツショックは時計の常識を一変させ、スイスの時計界に大きな衝撃を与えると同時に、機械式時計の存続をも揺るがす非常事態を巻き起こした。そんな腕時計の主流がクオーツ式に置き換わった時代において、ブランパンは「機械式時計のみを作り続けること」を宣言。革新的技術によって、小径かつ極薄のケースにムーンフェイズを搭載したモデルを生みだし、世界を驚嘆させた。さらには1991年、同機構を含む6つの複雑時計を「シックス・マスターピース」として発表。ブランパンは、“時計師の叡智が宿る複雑機構そのものに価値がある”という視点を市場にもたらし、当時冬の時代を迎えていた機械式時計が復権するきっかけとなった。
「フィフティ ファゾムス バチスカーフ コンプリートカレンダー」は、そんな栄誉あるムーンフェイズを搭載したダイバーズの最新モデル。ベースとなったのは、その革新性から近代ダイバーズウォッチの祖といわれる「フィフティ ファゾムス」。なかでも「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」はスリムなベゼルや薄いケースを採用し、スポーティで汎用性を高めたコレクションとなっている。
新作ではブルー文字盤とのコントラストが美しいレッドゴールドケースと、グレーの濃淡が印象的なチタンケースモデルのふたつを展開。300m防水を誇る本格的ダイバーズウォッチでありながら、奥ゆかしさと気品を感じさせるデザインで、まさに“ノーブルダイバーズ”と呼ぶにふさわしい逸品だ。
「革新こそ伝統」を理念とするブランパン。最上級の技術を持った高級ウォッチメゾンとして、今もなお時計業界の最前線に君臨し続けている理由は、絶え間ないイノベーションの歴史にあるといえるだろう。
海洋調査・保護にも積極的に貢献
長年にわたる海洋との強いつながりを経て、海洋探査や保全、保護活動を推進する「ブランパン オーシャンコミットメント」も実施。調査に基づく海洋保護区の拡充や国連が開催する「世界海洋デー」の支援などを行っている。
問い合わせ
ブランパン ブティック銀座 TEL:03-6254-7233