男性にとって数少ないアクセサリーでもある腕時計。だからこそ、時計選びには個性とともに語れる"ストーリー"も腕元に纏いたい!
F.P.ジュルヌほか、インディペンデントな時計ブランド
現存する時計ブランドの多くは、時計師の小さな工房がルーツであり、パトロンたちに支えられる形で名声を高め、やがて大きな時計ブランドとなった。その歴史のなかで、時計師の創造性がしっかり守り抜かれているブランドは、今でも名門として高評価を受けている。
こういった存在に今後なり得る可能性があるのが、次に挙げるすご腕の時計師たちが立ち上げた、インディペンデントブランドだ。
ローラン・フェリエ氏は、パテック フィリップで37年間にわたって設計者を務めた人物であり、2009年にブランドを創業。また、ピーター・スピーク・マリン氏は、超複雑工房オーデマ ピゲ ルノー・エ・パピで研鑽を積み、’02年にスピーク・マリンを創業した。
他にも、その独創的な時計作りからしばしば「ブレゲの再来」とも例えられるフランソワ-ポール・ジュルヌ氏も、ツウならばチェックしておくべき時計師のひとりだろう。
当の本人たちが今なお生産現場に立ち、唯一無二の品質の時計を作り続けているインディペンデントブランド。時計愛好家の一歩先ゆく選択肢として、今後注目すべきジャンルといえるだろう。
1.本気に満ちたスポーツウォッチ
クッション型のスポーツウォッチは、フェリエ氏自らがハンドルを握って参戦した1979年のル・マン24時間耐久レースへのオマージュを込めたもの。ムーブメントはモダンな設計ながら、仕上げも美しい。
2.時計師の個性が光る新世代ラグスポ
リューズガードを印象的にデザインした、ブランド初のSS素材のラグジュアリースポーツウォッチ。シャープな横ストライプ模様や2時位置のスモールセコンドで、他にはないブランドの個性をつくる。
3.伝説のモデルが進化して登場!
枠で囲んだ部分がスライディングアワー式の時表示。数字ディスク全体が60分で一周して分表示となり、2004年の初代モデルを進化させ、ムーブメントはゴールド製に。テンプを中央に配置する技術もハイレベルだ。