アートを纏う。
精密な機械が、誤差なく動くことで最高のパフォーマンスを引きだすリシャール・ミルは、計時機構のクロノグラフの人気が高い。この「RM 65-01 オートマティック スプリットセコンドクロノグラフ」は、スプリットセコンドクロノグラフ技術の最高峰を目指した。
ムーブメント製造会社のヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエとのパートナーシップによって、5年の歳月をかけて開発されたもので、テンプは毎時3万6000回振動し、1/10秒の計測を実現した。ユニークなのは8時位置のプッシュボタンで、自動巻き式ムーブメントながら、時計が止まっている状態から125回押せば香箱が完全に巻き上がる。
カラフルな配色だがきちんと意味があり、グリーンはカレンダー、巻き上げはレッド、クロノグラフはオレンジ、スプリットセコンドクロノグラフはブルーというように、表示と操作で色合わせをしているのも特徴。工業的な美しさがありつつ、機能性もハイレベルなクロノグラフは、“精密な計測機器”を作りたいというリシャール・ミルの情熱が結実したものであり、まさに時を刻むアートといえる。今度はその情熱に、あなたが応える番である。
特殊素材の存在感はリシャール・ミルの真骨頂
軽量で頑強なカーボンファイバーシートを積層して固めたカーボンTPT®素材を、ベゼルやケースバックの形に切削加工して、組み上げた。素材の切削時に縞模様が現れるが、その模様には個体差があるので、すべての時計に一点モノの価値がある。ブラックでまとめているためダイヤルのカラーがかなり目立ち、華やかさがある。
チタン素材の特徴を生かし、スポーティ感を強める
軽くて頑強なうえに、耐食性にも優れるチタンは、リシャール・ミルが好んで使う素材のひとつ。このモデルは、ベゼルとケースバック、ミドルケースがチタン製になっており、金属ケースの存在感と軽やかなつけ心地が楽しめる。ベゼルの表面はヘアライン仕上げだが、エッジ部分は綺麗なポリッシュ仕上げで、メリハリのある表情に。
高級感と重量感の豊かなハーモニー
軽さとつけ心地に優れているのがリシャール・ミルの特徴だが、リッチなゴールドケースの人気も根強い。このモデルはベゼルとケースバックがレッドゴールド製で、ミドルケースはカーボンTPT®製。高級時計ならではの重量感と精密なメカニズムの融合もまた、リシャール・ミルの個性といえるだろう。
リシャールミルジャパン TEL:03-5511-1155