パテック フィリップ、カルティエ、チューダーの新作時計は〝グリーン〞に注目
2020年からスタートした「WATCHES AND WONDERS」は、スイスのジュネーブを拠点とする新作時計の見本市のこと。昨年は30を超える高級時計ブランドが参加。今年は新型コロナウィルスの影響でオンライン開催となったが、数々の新作時計から見えてきたのは、〝グリーン〞の台頭だった。
ここ数年のカラーウォッチは、グレーやブルーなどメンズファッションの定番色が多く、合わせやすい時計が多かった。一方グリーンダイヤルは、手元のアクセントとして楽しむのが正解。シックで落ち着いた発色が多いので、悪目立ちすることはないだろう。今回ピックアップしたのはどれもが名門ブランドの人気モデルだが、見慣れたデザインにもかかわらずグリーンダイヤルになると新鮮味が増してくる。この華やかな雰囲気が、今年の時計界に新しい風を吹きこんでくれるのだ。
Patek Philippe
ノーチラス 5711/1A
繊細なオリーブグリーンダイヤルを採用。ラグジュアリースポーツの名作が色気を纏う。自動巻き、SSケース、径40mm(10-4時方向)。¥4,015,000(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンターTEL:03-3255-8109)
Tudor
ブラックベイ フィフティ-エイト 18K
同社初の18Kゴールド製ケースダイバーズ。マットなサテン仕上げにすることで金色は落ち着いた印象になり、深いグリーンとも好相性。自動巻き、18KYGケース、径39mm。¥1,823,800(日本ロレックス/チューダーTEL:03-3216-5671)
Cartier
タンク マスト
1970年代に誕生した「マスト」へのオマージュを込める。インデックスもないため色の美しさが際立つ。クオーツ、SSケース、縦33.7×横22.5mm。¥317,900[予価](カルティエ カスタマー サービスセンターTEL:0120-301-757)