師匠か、恩師か、はたまた一生のライバルか。相思相愛ならぬ「相師相愛」ともいえるふたりの姿を紹介する連載「相師相愛」。その貴重な対談の数々をまとめて振り返る。※2017年8月号、2018年2月号掲載記事を再編。固有名詞や肩書き、年齢等のデータは掲載時のまま
「飲みはホーム&アウェーで」折茂武彦×島田慎二
島田 私はバスケットボールの世界を知らずに経営者になりました。最初に周囲から、同年代でオーナー兼現役選手の元日本代表のレジェンドがいる、と教わってびっくりしたんです。
折茂 同い年ですからね(笑)。
島田 40代後半ともなれば、階段を上り下りするのもつらいのに(笑)。しかもコートに入ると空気が一変するわけです。対戦したら、本当にゲームに出てほしくない選手で(笑)。
折茂 島田さんについて印象深いのは、ジェッツとの試合を観にきた妻の言葉です。試合会場で誰よりも動いているのは、経営者の島田さんだよ、と。経営者はああじゃなきゃダメだ、と。
島田 いやもう必死でしたから。
折茂 ただ、チームは最初、大変でしたよね。弱すぎて試合にならなくて。それが今や観客動員ナンバーワン。チケットは取れないし、スタンドはチームカラーの赤に染まる。数年で、よくぞここまで、です。本当に。
島田 4年前の天皇杯の後でしたよね、お話ししたいとお誘いしたのは。飲みに行って、日本のバスケはこのままじゃいけない、と熱い思いをお聞きして。
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「本音でぶつかる」根岸秋男×村井 満
地域社会に貢献したいという想いから、Jリーグとパートナー契約を結びました。村井さんとはパートナー契約の記者会見で初めてお会いしましたが、とても誠実で、この人は本音で話せる人だなと思いましたね。明治安田生命が目指すのは、「人に一番やさしい生命保険会社」。単に看板をだすだけのパートナーになるつもりはありませんでした。私たちは地域に生かされている会社。従業員も家族もお客様も参加して、地域を元気にするパートナーシップを組みたかった。そんな異端の想いを受け止めてもらえる人だと思いましたし、実際そうでした。
チェアマンになられて3年。いろんな刺激を自分から受けに行って毎年、進化されていますよね。そうした姿は、私はとても好きです。もっといろんな話をたくさんしたい。
家族ぐるみのお付き合いになりましたが、気づけば妻たちだけで食事をすることもあるようです(笑)。
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