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2022.05.01

【DJ KOO・後編】家族の幸せを守るためにも、健康でいることは父親の務め──連載「イノベーターの子育て論」Vol.12

日本のビジネス界やエンタメ界を牽引するイノベータ―たちの“子育て論”に迫る本連載。第11回目は、日本のダンス音楽界を30年に渡って牽引、最近はバラエティーなどでも大活躍のDJ KOO氏の子育て論・後編。前編はこちら。今年大学院に進学したひとり娘を溺愛し、“親バカ”を自認するDJ KOO氏が、子育てで、そして、幸せな家族でい続けるために大切にしているものとは!? 【連載 イノベーターの子育て論はこちら】

子どもの一番そばにいる母親の言うことが正解

子育てにおいて、初めてにして最大の試練、“お受験”。夫婦共に初めての体験ゆえに、さまざまな情報に振り回され、意見が衝突して、険悪なムードになることも少なくなかった。

そんな状況にあっても、DJ KOO氏が決して口にしなかったのは、「じゃあ、勝手にしろ! その代わり責任はとれよ!」という言葉。夫婦に限ったことではないが、意見が合わず、どちらかがさじを投げてしまうケースは少なくない。けれどそれでは、共にプロジェクトを推進するチームとして失格だ。

「大変なことは多々ありましたが、最終的には合格できました。あの成功体験のおかげで、『自分たちがしてきたことは間違っていなかった』と、子育てに少し自信がついた気がします。夫婦の絆も、深まったんじゃないかな」

この時の経験は、DJ KOO氏の“子育ての軸”にも大きな影響を与えた。

「娘が大きくなった今でも、子育ての“正解”が何かはわかりません。でも、娘の一番そばにいて、一番多くの時間を過ごしている母親の言っていることが正しい。そう考えようと、僕は、思っています。時には、『いや、それはどうかな?』と、疑問を抱くこともありますよ。でも、そこで異を唱えず、全面的に妻を支持、です(笑)。結果として、『あれ、違ったかも』という時は、夫婦ふたりで力を合わせ、切り抜けていけばいいんですから。

……今回、このインタビューを受けるにあたって、妻に、『僕たちの子育てって、どんなだったかな』と、聞いたんですよ。そうしたら、『叱るときはきちんと叱る、褒める時は思い切り褒める』、『押しつけや強制はしない』、『いつも寄り添って、いっしょに考える』と、すらすら出てきました。やっぱり、母親ってすごい! 『どんな時も、ひとりじゃないと伝える』とも言い続けてきましたが、それは、今も同じ。大学院という、これまでとまったく違う環境に飛び込んだ娘に対して、妻は、『何かあったらすぐに連絡して。いつでも駆けつけるから!』と、言っています。これは、僕たち家族の基本かもしれません」

「年に一度は、手術を受けた札幌禎心会病院に検診に行っています。そこで、患者さんやご家族から、『KOOさんの話を聞いたのがきっかけで検診を受け、病気が見つかった』とか、『KOOさんが、リハビリの末、元気になったことに勇気づけられている』という言葉をかけていただくと、すごく嬉しいですね。最近は、N-NOSEという、尿1滴でがんリスクが調べられる検査キットを、夫婦で活用しています」

健康でいることは、家族や周りの人を大切にすること

どんな時もひとりではない。それを、DJ KOO氏が強く実感する出来事があった。2017年、テレビ番組の企画で人間ドックを受診したところ、脳動脈瘤が見つかり、開頭手術を受けたのだ。ほとんど自覚症状がなかったものの、発見時にはコブは1㎝近い大きさで、くも膜下出血を起こす可能性があるなど、危険な状況。それを医者から告げられた時、「一瞬、死を覚悟しました」。

「家族には、帰宅する車の中から電話をしたのですが、家に着いたら、ふたりとも顔面蒼白で。ネットで病気や治療法について、いろいろ調べ、ことの重大さに驚いたようです。僕自身、自分がそんな病気になるなんて、まるで信じられなかった。大きな病気とはずっと無縁で、健康体だと思っていたから、検査なんて一度も受けたことがありませんでしたしね。

元気に、普通の暮らしができるということは、決して当たり前のことではないんだと、その時初めて思い知らされました」

病気と対峙する勇気をくれたのは、「これから先もずっとパパといっしょにいたい」という、妻と娘の言葉だった。カテーテルによる血管内手術という選択肢もあったが、完治を目指し、開頭手術を選択。札幌禎心会病院での手術には、妻が同行したが、手術当日は、まだ高校生だった娘がひとりで飛行機に乗り、駆けつけてくれた。

6時間半に及ぶ大手術が無事に終わり、麻酔から目覚めたDJ KOO氏の姿を見て、娘は大声で泣いたという。

「大学に入学した時に、娘が言ったんですよ。『パパが今、ここにいてくれて本当に良かった』って。僕も、娘や妻と、今もこうしていっしょに過ごせることを、ものすごく幸せだと思っています。自分の身体を大切にすることは、家族や周りの人を大切にすることでもあるんですよね」

以来、健康の大切さを説くことは、DJ KOO氏のライフワークのひとつとなっている。現在は、メディアで自身の体験を語ると同時に、検査の重要性を積極的に発信。生活習慣を見直したことで、「健康でいるには、腸を整えることが大切」ことに気づき、腸活に特化した青汁をプロデュースするまでに。

「腸は、健康を左右するカギのひとつ。腸がきちんと機能すれば、栄養がしっかり吸収でき、コンディションも整うようになります。我が家では毎日、『健KOO腸活青汁』を、みんなで飲んでいます。妻は、『おなかのぽっこりが解消されて、いい感じ!』と喜んでいて、娘も、『牛乳やヨーグルトに入れてもおいしいね』と、気に入ってくれています」

食品添加物不使用など、安心安全な国産素材にこだわった「健KOO腸活青汁」。乳酸菌510億個を配合し、食材で摂取するのはハードルが高い15の栄養素も入っているなど、うれしい要素が満載だ。「ノンカフェインなので、妊婦さんにもおすすめです」

娘がどんな道を選ぼうと、全力で応援する

死を意識するほどの大病から5年、以前にもましてパワフルに活動するなど、完全復活を遂げたDJ KOO氏。父を救ってくれた医療従事者に思うところがあったのだろう、娘は今、医療の道に進むべく、大学院で学んでいる。それは、父として、誇れることであり、嬉しいことでもあるに違いない。

「大学院での勉強はとても大変そうですが、がんばっているみたいです。ただ、娘はまだ22歳。彼女の人生はこれからなので、もしかしたら、今後別のことに興味を抱いて、そちらにシフトチェンジするかもしれません。それならそれでいいと思っています。彼女がどんな道を選んでも、僕は全力で応援するだけですから」

そういうDJ KOO氏が唯一心配しているのが、いつか来るであろう娘の結婚だ。

「娘が結婚して、子どもが生まれて、僕がおじいちゃんになって……。うーん、楽しみというよりは、娘を取られちゃうようで、寂しい気持ちの方が強いかな。娘には、『イェイイェイイェイ~』とか言うような、金髪の男だけは連れてこないでくれと言っているんですけどね(笑)」

※前編はこちら

DJ KOO(ディージェイ・コー)
1961年東京都生まれ。’86年、ユニット・THE JGsを結成。’93年、ダンス音楽ユニットTRFのメンバーとして、「GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND」でデビュー。初代エイベックスアーティストとして、今なお音楽シーンの第一線で活躍するほか、タレントとして多数のバラエティー番組で活躍。’99年に娘が誕生。「健KOO腸活青汁」をプロデュース。

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TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=田中駿伍(MAETTICO)

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