サミット開催地として世界的にも名を轟(とどろ)かせた北海道を代表するリゾート地・洞爺湖(とうやこ)。北国ならではの広く高い空や豊かな森を映しこみ、陽光を眩(まばゆ)く反射する湖の表情は美しさに満ちている。そんな洞爺湖畔に2023年4月28日、「洞爺湖 鶴雅リゾート 洸(ひかり)の謌(うた)」がオープンした。
大自然を遊ぶ! 洞爺湖を望む絶景リゾート
場所は洞爺湖温泉の歓楽街からやや離れた、いわば“洞爺の奥座敷”。それだけに街の喧騒から離れ、手つかずの自然や地域に根づく伝統や文化といった洞爺湖エリアの魅力を深く感じられる。
東京ドームがすっぽりと入る5万6000㎡の敷地内には、大自然が放つ生命力を享受できるスポットが満載。階段状の遊歩道「洸の路(みち)」を上り切った先には「洞爺テラス」が広がる。テラスからはホテルの広大な敷地や洞爺湖はもとより、羊蹄山(ようていざん)、昭和新山、有珠山(うすざん)など周囲の山々を一望。360度にわたって開ける壮大な眺望に、天空に立っているような気分を味わえる。
ホテル内では2つのラウンジに、ふわりと気持ちが緩む。洞爺湖の象徴となる「湖」をイメージした水のラウンジ「洸響(こうきょう)」はチャペルを思わせる神秘的な空間。タンノイ社製のスピーカーから流れる静かな調べが心地いい。火のラウンジ「淡(うす)の灯(あかり)」は暖炉が設えられた温かみあるスペース。燃え上がる炎は力強く、過酷な一面もある北国の自然環境に負けない、北の人々が持つパワーを象徴しているよう。
道産食材にこだわった見た目も麗しいディナー
客室は部屋によってデザインが異なる。道産木材やアイヌ文様を配し、この地の文化をより強く体感できる客室や、リビング中央にアスレチック調の遊び空間を設けたファミリールームなど、実に個性的。露天風呂がついたスイートルームでは、洞爺湖を眼下に見下ろしながら24時間湯浴みを楽しめる。
食事はフレンチ、和食会席、鉄板焼からの選択。いずれを選んでも、北海道が食材の宝庫であることを再認識させられる。帆立や蝦夷鮑(えぞあわび)、キンキといった海の幸、出荷頭数が少なく希少性が高い「洞爺湖和牛」、北海道産米ゆめぴりか。ひと皿ひと皿のポーションも大きく、食べごたえは満点。「北海道の旅は、こうでなくっちゃ」と思わせる。
札幌からクルマで約2時間。空の玄関口である新千歳空港からも1時間20分程度でアクセス可能。非日常に溢れた北のリゾートは、意外に近くにある。
洞爺湖や昭和新山でアクティビティを
ホテル内に「鶴雅アドベンチャーベース『SIRI』」を設置し、洞爺湖エリアの自然を身近に感じられる多彩なアクティビティを提案。サイクリング、トレッキング、釣り、カヌー、SUPといったプログラム通して、この地域の魅力や奥深さを感じ取ることができる。