テクノロジー×不動産によって不動産投資の世界を未来へと進める企業、robot home。創業者・古木大咲が思い描くビジョンとは──。

robot home 代表取締役CEO。1979年生まれ、鹿児島県出身。福岡で不動産業に従事した後、独立。2006年に福岡でインベスターズ(現robot home)を創設する。「アプリではじめるアパート経営」という独自ビジネスモデルを確立。2014年に本社を東京へ移転。2025年3月末時点での管理戸数27,298、入居率は98.4%。現在はrobot home事業に加え、AI・IoT事業では他社に対してITのコンサルティングも行う。
テクノロジーで高利回りを実現。robot homeの強み
「テクノロジーで、住宅を変え、世界を変えていく。」
そうミッションを掲げ、不動産投資の世界に新風を吹きこんでいるのがrobot homeだ。
厳選された立地で高クオリティな賃貸住宅を開発し、テクノロジー活用によってスマートに購入・運用できるシステムを構築、不動産オーナーに心地よい投資体験を提供する。昨今の土地価格・建築費・物価の高騰により、不動産還元利回りを指すキャップレートは降下局面だが、robot homeは高水準の数値を維持している。それはなぜなのか。代表取締役CEOの古木大咲氏が同社の強みを説明する。
「創業以来、一棟木造建てに特化し、質の高い物件を供給してきたこと。土地の独自仕入れルートを確立していること。スマホアプリにあらゆる情報を集約し、管理を完結できるシステムを提供すること。これらの特長を組み合わせ、オリジナルな事業展開が可能となっています」

不動産業界で大きな注目を集めるrobot homeの事業形態は、創業者・古木氏のキャリアから導きだされている。
古木氏は2000年、20歳の時に福岡で不動産業界に職を得た。飛びこみ営業を精力的にこなすも、その方法では効率が上がらないと見抜き、インターネットを駆使したデジタルマーケティングを試みるようになる。当時はようやく日本でGoogleの検索サイトが浸透し始めた頃。不動産営業にデジタルを取り入れたのはまさに先見の明だ。
圧倒的な情報力を得た古木氏は25歳にして、売上20億円規模の事業部責任者となる。新規アイデアをさらに実行へ移そうとするも、会社組織の意思決定速度では追いつかない。ならばと2006年に自ら起業。robot homeにつながる組織と仕組みが、ここから積み重ねられていく。
こうした経緯ゆえ、robot homeがテクノロジーを前面に押しだすのはいわば当然。近年はモノにインターネットを組みこむIoTを率先して取り入れてきた、と古木氏は言う。
「投資物件として不動産を所有するオーナー様にとって、賃貸住宅の資産価値アップは最重要事項。その方策としてIoT導入は最適です。私たちの物件は、オートロックをスマホで操作できるのは当然のこと、照明やエアコンのオンオフや宅配対応も遠隔操作できます。圧倒的な利便性を実現すれば入居率は高まり、家賃も高く維持できます。このようにテクノロジーが資産価値アップに貢献しています」

独自開発のオーナーアプリも好評
不動産と資産を管理するためのオーナーアプリも独自に開発、好評を博している。
「必要な資料を完備し、購入から売却まで事務手続きをアプリのみで完結するのはもちろんです。そのうえで注力しているのはコミュニケーション。オーナー様からの問い合わせには、どんな内容でもすぐに対応します。社内で情報共有を徹底し、時期・時間を問わずレスポンスできる態勢を整えています」
AI時代を迎えた今、robot homeのテクノロジーはさらに進化することになるのだろうか。
「オーナーの方々の目的は不動産管理ではなく資産形成です。物件の収支やその予測、将来的な投資のロードマップまでも手元で確認できるシステムを、AIを駆使して実現していきます」

テクノロジー×リアルで不動産の未来を切り拓く
ただし、テクノロジーのみに目を向けているわけではない、と古木氏は続ける。
「土地探し、物件のブラッシュアップ、そしてオーナー様との交流・信頼関係の構築……。リアルの場での仕事こそ、いつも私たちのベースにあります」
広い人脈や情報ネットワークから、大都市圏の駅近土地を見いだし仕入れる力量がrobot homeの事業を根幹で支えているのは言うまでもない。その土地に建つ賃貸物件には設備はもちろん、デザインにも徹底的にこだわり、物件の価値向上にも余念がない。
さらには不動産オーナーとのコミュニケーションにも、全社を挙げて取り組んでいる。
「オーナーの方々を定期的に銀座本社へお招きし、講座や交流会などにご参加いただいています。知的好奇心の高いオーナー様のために不動産や投資の知見のみならず、広く経済・社会・文化に関する学びの場をご用意し、加えて同じ立場のオーナー様同士でつながる機会もつくっています。不動産投資家は言ってしまえば個人経営者で、みな孤独。同じ目的はもちろん、悩みをお持ちですから。robot homeがオーナー様にとって家庭・職場に次ぐ第三の居場所、『サードプレイス』になれたらと私たちは本気で願っています」
テクノロジー×リアルのかけ合わせによって、新時代の不動産投資をつくり上げる。それがrobot homeの目指す地点だ。

問い合わせ
robot home https://corp.robothome.jp

