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GOLF

2022.06.25

月イチゴルファーでも飛距離が伸びる2ステップドリル

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子による、【連載 吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】198回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。【連載の過去記事】

【「反力打法」のクォン教授も推奨する練習法】

初級者や中級者の中には、プロのような力強いスイングにあこがれる人も多いと思うが、プロのようなスイングをするには筋力が必要だと思われがちだ。だが、筋骨隆々の人が全員ボールを遠くに飛ばせるわけではなく、地面反力やスイング中の動作の順番といった自分の筋力以外の要素を効率よく使うことが、飛距離を出すためには大事になる。自分の筋力などの「内力」と、自分以外の地面反力や遠心力などの「外力」の両方を使いこなすことで、自分自身の最大飛距離を引き出すことができるのだ。

月1回コースに出るくらいという「月イチゴルファー」でも適切な体の使い方を覚えて、地面反力を利用できるようになれば、今よりも力強いスイングができるようになり、ボールは遠くに飛んでいく。今回は、地面反力を使ったスイングを身に付けるための2ステップドリルを紹介しよう。

この2ステップドリルは、地面反力を使った「反力打法」を提唱しているヤン・フー・クォン教授も推奨している練習法だ。クォン教授は、米テキサス女子大学で生体力学的の観点からゴルフスイングを研究している。足で地面を踏み込んだときに地面から受ける反発力(地面反力)を利用するスイングを提唱し、多くのプロやアマチュアの飛距離を伸ばしてきた。タイガー・ウッズの前コーチで、現在は飛ばし屋のブライソン・デシャンボーなどを指導するゴルフコーチのクリス・コモは大学院でクォン教授の指導を受け、大きな影響を受けた。クリス・コモのアドバイスによって、タイガー・ウッズが復活の足がかりをつかんだのは有名だ。PGAツアーで圧倒的な飛距離を誇るデシャンボーに関しては、クォン教授も関わっており、研究施設でのスイングデータの収集と分析やスイングに関するアドバイスなどもしている。

【足から上半身、クラブへと連動する動きを身に付ける】

2ステップドリルは、バックスイングの前に右足を横に踏み出し、切り返しで左足を踏みだしてスイングする下半身の使い方を身に付ける練習法だ。簡単そうに思えるかもしれないが、下半身が動かないように固定してしまっている人や、腕で力任せに振りにいくスイングが身についてしまっている人にはかなり難しいだろう。

このドリルの手順を追って説明していくと、まず、両足をそろえて構えたら、右足を横に一歩踏み出して地面を押す。この動きによってバックスイングを始動し、踏み込んだ反動で右脚が伸び上がり、クラブも上がっていく。そして、バックスイングを上げながら、左足を上げて、目標方向に一歩踏み出し地面を押す。このとき、左ひざが前に出ないように注意し、おしりを後ろに少し突き出すようなイメージで行うといいだろう。そして、地面反力を受けた左脚が伸び上がりながら、インパクトを迎えてそのまま振り抜いていく。

【適切な運動連鎖で飛距離を伸ばす】

一番のポイントは左足を踏み出すタイミングだ。トップにクラブが上がり切ってから左足を踏み込むのではタイミングが遅い。バックスイングで左腕が地面と平行になったくらいで左足を踏み込むことで適切なタイミングとなる。ほとんどの人にとって、左足が動き出すタイミングが早く感じると思うが、クラブが上がりきる前に左足を踏み込むことで運動連鎖が適切になり、足から上半身、クラブという一連の連動した動きを身に付けられる。この一連の動きを「運動連鎖」というが、適切な運動連鎖によって、スイングで生じる力がボールにしっかりと伝わるようになる。

それまで「下半身は土台なので動かしてはいけない」と思っていた人には、下半身が動き過ぎて不安定に感じるかもしれない。しかし、歩く時と同じように、下半身を適切に使うことで、動作の流れやリズム、バランスが適切になる。最初は上半身やクラブの動きは意識せず、下半身の動きに集中して練習を行ってみるといいだろう。

力強いスイングで、今よりも遠くへボールを飛ばしたいという人は、ぜひ2ステップドリルを練習に取り入れて、適切な運動連鎖を身に付けてほしい。

動画レッスンはこちら

【連載 吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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