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GOLF

2019.11.29

今さら聞けない! パッティンググリップを決める2つのポイント

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム72回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

吉田洋一郎

スコアに影響を与えるパッティンググリップ

言わずもがな、手はクラブと接する唯一の場所だ。このジョイント部分が正しく結合されていないと、エネルギーロスが発生したり、クラブを思い通りに操ることはできない。ベン・ホーガンが記したレッスン書の名著『モダンゴルフ』でもその重要性は言及されており、約70年も前から語られている普遍的なテーマと言える。

私自身もレッスンをする際、生徒のレベルに関わらずグリップの指導をとても大切にしている。特にスコアに直結するパッティングのグリップは、初期の段階でチェックすることが多い。

アマチュアは1ラウンドで、30回以上のパッティングを行う。これは14本のクラブの中でもっとも多く、さらに他のクラブに比べてより繊細なタッチが要求される。これらのことから分かるようにパッティングのグリップは、スコアアップを目指すのであれば真っ先に着手すべきポイントなのだ。

それにも関わらず、アマチュアに話を聞くと、グリップを正しく教わったという人は非常に少ない。自分で試行錯誤して、握りやすい形にしているという人が多いようだ。またグリップの形はゴルフ歴が長いほど、自分のイメージしているものとは異なるクセのようなものがつくが、定期的に見直しをしているという人もほとんどいない。つまりポジティブにとらえるなら、多くのゴルファーに改善の余地があり、その改善幅がどうやら大きそうだと言える。

大事なのは手とグリップの密着

ご存知の通り、パターの握り方にはさまざまな形があるが、ここではもっともオーソドックスな左手人差し指を右手小指に重ねる「逆オーバーラッピング」という握り方を紹介したい。

このグリップでもっとも大事なことは、手とグリップを密着させることだ。手とグリップの間に空間があると、ストローク中にパターの動きが不安定になってしまう。これでは距離感が合わせづらく、またインパクトで打点にずれが生じる可能性が高くなる。そのためパターと腕、そして体を一体化させるために手とグリップはできるだけ接地している面積を多くしたい。

手とグリップを密着させるために、グリップを両手の生命線に沿って手のひらで握るパームグリップをおすすめする。腕が地面と平行のポジションで前腕とパターが一直線になるように両手のひらをグリップに当て最後に指で包み込む。手の大きさや指の長さ人によって違うので、この作り方を基本に、手とグリップの間に隙間が空かない握り方を微調整してみよう。

そして形と合わせて重要なのが、グリッププレッシャー、握る強さだ。結論から言えば、ストローク中に一定の強さをキープできさえすれば、どの程度の強さでもOKだ。弱く握り過ぎるとヘッドが揺れてしまい、強く握り過ぎれば肩に力が入りスムーズにストロークができない。その点だけ注意をすれば、あとは動かしやすさを優先して決めてしまって大丈夫だ。

これまでパッティンググリップを気にしたことがなかった人も、今の形がベストだと思っていた人も改めて基本的な部分を見直してみてほしい。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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