2022年10月12日に「Amazon ECサミット2022」が開催。ファッションジャーナリストで元VOGUE JAPAN編集長の渡辺三津子氏、モデルの冨永愛氏、スタイリストの仙波レナ氏がゲストとして登壇した。
日々進化を遂げるECサイト
大きな価値観の変化がもたらされたこの数年。暮らしや働き方はもちろんのこと、さまざまなサービスやモノにも影響を与えた。そのなかでも、飛躍したのがECサイトだろう。
そのEC業界を牽引する存在であるアマゾンが2022年10月12日に「Amazon ECサミット2022」を開催。ファッションジャーナリストで元VOGUE JAPAN編集長の渡辺三津子氏、モデルの冨永愛氏、スタイリストの仙波レナ氏がゲストとして登壇し、「ファッション業界におけるアパレルECのトレンドやAmazon Fashion」についてのトークセッションを行った。
冨永氏はコロナ禍の生活を振り返り、洋服の購入方法が実店舗からオンラインへと変化があったこと、そして改めてファッションの力を感じたと話す。
「新型コロナウイルスが流行しはじめた当初は外出の必要がなくなり、洋服を買わなくなりました。コロナ禍の生活が長引く中で、気分を高め、人生を変えてくれる洋服のマジックを感じたいと思い始めると同時に、人々の生活様式にあわせてファッションのECサイトが変革をしていると実感しました」(冨永氏)
スタイリストの仙波氏も声を揃えて、ECサイトのさらなる進化を期待する。
「コロナ禍になってから、私自身、仕事とプライベートの双方でECサイトを活用する機会が増えました。私や(渡辺)三津子さんのように、これまでECサイトでファッションアイテムを購入する機会が限られていた人たちが生活様式の変化を受けて短期間のうちに行動に変化が起こったということを改めて実感しました。そして、ECサイトの技術が急速に進化していると思います。今後、若い世代の新しい意見が反映されてさらにファッションのECサイトが進化していくのだろうと考えると、とても楽しみです」
実際にECサイトのサービスは日々進化を遂げている。アマゾンでは常に先んじてサービスの改革を実施。洋服のオンライン購入でネックとなるサイズの確認についても、以前からアマゾンではAmazon プライム会員向けの試着サービス 「Prime Try Before You Buy」を提供。自宅ならば手持ちのアイテムとコーディネートも試せることもあり、好評を博している。
「Amazon Fashionが提供する試着サービスはとても良いサービスなので、今後、ぜひ使ってみたいと思います。そしてこの機会にAmazon Fashionで展開されているラインナップも確認したいと思います」(冨永氏)
長年VOGUE JAPAN編集長として活躍してきた渡辺氏はファッションメディアにおいても、これからますますECサイトの役割が増していくと予想する。
「ファッションメディアは、時間をかけて雰囲気を味わうことができる雑誌での展開と、デジタル技術の浸透によりスピーディーに情報が得られるウェブサイトでの展開と、それぞれの良さを組み合わせて相互連携する傾向になっています。またウェブサイトでの運営においては、読者の皆様が欲しいと思う商品をECサイトですぐに購入できるというような選択肢が増えています」
ますます便利さに磨きをかけるであろうECサイト。多忙なビジネスパーソンにとって、これを有効活用しない手はない。