現在世界で450店舗を展開するメガネチェーンの「OWNDAYS」が、倒産寸前の状況からいかにして復活したかを描いた小説『破天荒フェニックス』。OWNDAYS代表取締役社長の田中修治氏が手掛けた本作は、2020年にはドラマ化もされた。累計10万部(電子含む)を突破し、いまだ多くのファンに支持される作品が、今度は舞台に進出する――。
ベストセラーとなった原作の熱量そのままに!
『舞台・破天荒フェニックス』は、2022年6月に劇団TEAM-ODACが『舞台・破天荒フェニックス~いつだって始まっている~』として初上演。原作の熱量がそのまま体現されていると話題をよび、わずか半年で再演の運びとなった。
前作に続き、脚本・演出は笠原哲平が担当。主演の破天荒社長・田中役を演じるのは、元男性グループFLAMEのメンバーで、現在は役者として活躍する伊﨑央登。再演を目前に控える伊﨑央登に話を聞いた。
「舞台の内容は、前回よりもバージョンアップしています! 半分以上違うので、初めての方はもちろん、初演を見てくれた方もシーズン2のノリで楽しめると思います。ただ、半年前のセリフが抜けきってないので、覚え直すのにひと苦労(笑)。でも、稽古中にどんどん物語が動いていく舞台ならではの楽しさがあって、めちゃくちゃやりがいがあります」
物語は、業界ド素人の主人公が、負債14億円のメガネチェーンを買収する無謀な挑戦から始まる。その後も、何度も襲いかかる絶体絶命のピンチに、仲間とともに破天荒な施策で立ち向かっていく。
「僕自身、『どうせならやり切って失敗するほうがいい』、『待っているよりも自分から動く』スタンスなので、演じていて共感することが非常に多いです。それに、以前グループで活動していたこともあり、一人では絶対にここまでやってこられなかったことも、仲間とともに歩んできた田中社長の生き方とかぶりますね」
再演にあたっての役作り、座長として作品にかける意気込みは?
「初演を見たOWNDAYSの社員の方から、昔の田中社長にそっくりだと言われました。舞台なので多少オーバーに演じているものの、当時の社長はその1.5倍くらい熱かったと(笑)。それもあり、今回はより情熱的に、パワーアップした姿を見せられればと思っています。役者や演出家と全員で息を合わせてひとつの舞台を作り上げるように、みんなで力を合わせてひとつのものを作ることを描いた今回の作品。ぜひ、一人でも多くの方に見ていただけると嬉しいです」
『BLEACH』『TIGER & BUNNY』などで知られるベテラン声優の森田成一、AKB48の行天優莉奈など新たなキャストを迎えた『舞台・破天荒フェニックス』は、2022年12月7日~11日まで、東京・六本木の俳優座で上演される。
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