年齢とともに日本酒への興味が増してきたというモデルの乙黒えりさん。次世代の職人の活躍も目覚ましい「鮨さいとう」で、どんな日本酒が握りに合うのかを体験した。
日本酒を勉強することで食事もより美味しくなる
鮨や和食を好み、日本酒に触れる機会が増えているというモデルの乙黒えりさん。
「産地やお米が同じ、酵母も造りも同じものでも蔵によって味わいが違いますよね。それって地形や気候の違い? 水? 造り手の人柄? など飲むほどにもっと知りたい、勉強したいと思うようになってきました」
乙黒さんは、自分で銘柄を指定したり、好みを伝えたりするよりも、お店のお薦めを飲んで特徴などを教えてもらいながら知識を蓄積していきたいタイプだ。
「日本文化や風土と深く関わっているので深掘りし甲斐があります。お酒の背景を知るとより美味しさを理解でき、食事も楽しさが倍増しますね」
「鮨さいとう」で見つける、新たな日本酒の世界
この日、鮨の味に寄り添うお酒を出すべくさまざまな蔵の日本酒を試飲している「鮨さいとう」の注目の2番手、沼尾隆佑氏と石川寛氏が乙黒さんのためにセレクトしたのは、長野県・山三酒造の“山三 純米大吟醸 金紋錦 無濾過原酒 三割五分”。
「辛口タイプですが、お米の旨みを感じる厚みのある味わいでしゃりに寄り添ってくれます。後味は綺麗な酸を感じるすっきりとした飲み口。キレがよいので口の中を一旦リセットして次の握りにつなげてくれます」
そう説明する沼尾氏。続けて石川氏が「昆布〆の白身、鮪や脂ののった縞鰺などの握りはもちろんですが、あん肝など秋・冬のつまみにも合いますよ」と補足してくれた。「確かに! しっかりした味わいで口の中で旨みが広がりながらも後味すっきり」と乙黒さん。
「日本酒は食事に寄り添い、食材を引き立てるものが多いのが魅力。いろいろな味わいのお酒を体験するのはもちろん、蔵元を訪ねたり、実際の風景も見るなどして勉強したいですね」
鮨さいとう
住所:東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー1F
TEL:非公開
山三酒造
1867年長野県上田に創業。2015年から休蔵となっていたが2023年に事業継承し再スタート。酒蔵名を冠した銘柄「山三」が誕生。
問い合わせ
山三酒造 https://yamasan-sake.jp/