素材や器も一流の名店で修業した気鋭の料理人が独立し、新店を開業。旬の選り抜きの食材や盛りつけを通し、季節を味わう喜びに浸りたい。
赤坂の住宅街の路地に佇む隠れ家
東京を代表する割烹「津やま」と料亭「金田中」で修業した渡邊雄二郎氏が、赤坂の住宅街の路地に店を構えたのは昨年の6月。

店主の渡邊雄二郎氏。名店「津やま」「金田中」などで修業し、昨年「赤坂 渡なべ」開業。鯛茶漬けやのどぐろ粥の米は、故郷の新潟県関川村で渡邊氏の姉が栽培している。
以来、少しずつ進化を重ねてきた会席コースは現在月替りの3種類があり、ゲストの健康を気遣って食前に出される「自家製酵素ジュース」や、目を見張る豪華な先付は、どちらのコースにも共通するスタイルだ。
渡邊氏が1品目から「柿釡」のようなインパクトのある料理を出すのは、「一気に世界観に入っていただきたい」ため。

石川県産のどぐろの炭火焼をのせた「のどぐろ粥」は、¥13,000~の夕食の定番のおしのぎ。

こ10月の ¥13,000~の夕食の先付「柿釡渡り蟹むしり 忍び江戸生姜酢 琥珀ジュレ」。柿釡の中は、かにの身としょうがの甘酢漬けを和えたもの。上は土佐酢ベースの「琥珀ジュレ」。

10月の¥18,000の夕食の強しい肴ざかな「うずら 有馬焼き」。ジューシーなうずらの身にはうずらのミンチ肉が射込まれている。付け合わせは粟麩とほうれんそうのお浸し。
続いて出てくるおしのぎは、渡邊氏の故郷・新潟が面する日本海ののどぐろの炭火焼をのせた「のどぐろ粥」。さり気ない郷土愛と優しい味わいに、心も温まる名物になっている。秋の料理「うずら 有馬焼」は、修業先の「金田中」へのオマージュ。ミンチを射込んでしっとりと焼いたうずらは、ジューシーな旨味が絶妙だ。

ゆったりしたテーブル席の奥にオープンキッチンとカウンター席を設けた店内。個室は6名まで。
赤坂 渡なべ
住所:東京都港区赤坂2-17-59 エスポワール2F
TEL:03-6426-5872
営業時間:11:30~L.O.13:30、17:00~
休み:不定休
座席数:カウンター5 席、テーブル7 席、個室1 室( 2 ~ 6 名)
料金:昼¥6,000~、夜¥13,000~(税・サ込)