JTBが海外旅行に特化した、新たなコンセプト店舗を東京・新宿にオープンする。「しあわせは、旅にある。」をテーマに、スタッフのみならず、海外に詳しいインフルエンサーの知見を取り入れた、旅心をくすぐるプランを提案するという。

北欧家具に囲まれた、入りやすい店舗
2025年4月8日に新宿駅東口の旧アルタ横のビル6階にオープンする、JTBの新店舗の名前は「StudioJTB」。通常の店舗にあるような旅行カウンターはあえて設置せず、フィンランドの家具メーカー、Artekの椅子やテーブルを配し、訪れやすさやリラックス感を追求した。店長を務める草苅めぐみ氏は「お客様と世界の距離を近づけたい」とその狙いを語る。
「いまはSNS等でさまざまな情報が飛び交い、誰でもいつでも旅行先の情報を取得することが可能な時代です。今回の店舗は、旅行会社の強みを活かした、よりよい旅の情報を発信していく拠点という意味で“スタジオ”という言葉を選びました。旅を通して人と世界がつながる、そんな拠点となることを目指しています」

インフルエンサーが旅をプロデュース
旅行を生業にするJTBならではの工夫は店舗づくりにとどまらない。実際に顧客と相対する店舗スタッフも社内の精鋭が集結。旅のプロの目線で自分の叶えたいプランを実現してくれる。
「店舗のメンバーは皆、とことん海外旅行が好きで、JTBのさまざまなセクションでの経験を積んだ社員が配属されています。そんな社員の知見に加えて、海外の現地に詳しいインフルエンサーの方々と協力した商品開発にも力を入れていきます。連携するインフルエンサーのフォロワーがどういう体験や過ごし方を求めているのかをいち早くキャッチすると同時に、店舗で直接お客様の声を伺うことで、迅速にその方ならではの特別なプランの造成に繋げていきます」
北欧渡航歴30回超のスタッフ厳選、極上のサウナ旅
では、実際にどんなプランを例えばどういったプランを提案しているのか、一例をあげてみよう。ここ数年のサウナブームで、本場フィンランドでサウナ巡りをしたいという声が増えている。そんなサウナフリークのために企画されたのが、滞在3日間でヘルシンキと、同国が誇るサウナの聖地タンペレを巡るプランだ。フィンランド最古の公共サウナ「ラヤボルディ」をはじめ、北欧らしい森と海に囲まれたサウナから都会的なサウナまで“ととのい”まくりの3日間を過ごすことができる。
「北欧渡航歴30回以上の社員が、サウナ好きとして知られるTKOの木本武宏さんと一緒に企画しました。旅のプロとしての社員のアイデアに加えて、JTBの在外拠点のネットワークやインフルエンサーさんの情報や感覚を取り入れて、唯一無二の体験を提供します」

フィンランドだけでなく、ハワイや韓国といった定番の観光地についても、インフルエンサーとともにプランを企画することで、目的に特化した旅行が提供可能となる。
「店内では、さまざまな旅のテーマに合わせたイベントや、インフルエンサーを招いた体験セミナーなどの企画も用意しています。インフルエンサーの方と一緒に巡るツアー企画なども予定し、Studio JTBに来れば彼らにも気軽に会えるといった新たな接点となる場も提供していきます」
SNSで情報が大量に飛び交う時代だからこそ、鮮度と充実度の高いプロの視点は重要だ。自分だけの旅行体験を求めて、StudioJTBを一度訪れてみてはいかがだろうか。
海外旅行専門店 StudioJTB 新宿東口
住所:東京都新宿区新宿三丁目24番2号 新宿アオキビル6階
オープン日:4月8日(火)
定休日:12月30日~1月3日
HP:https://www.jtb.co.jp/stores/studiojtb/