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2025.03.25

【ラリック】色気を宿す最上のインテリア

フランスのクリスタルガラスメゾン「ラリック」。本物のラグジュアリーを知る人にこそふさわしいクリスタルのオブジェに世界のセレブリティたちが賞賛するフラワーアーティスト東信氏が花を活ける。東氏の精神と高いクリエイティヴィティを併せ持つメゾンとの共通点は――。

ラリックの花器に活けた花と東 信氏
曲線を描く利休草と花軸の鮮やかな緑、やわらかな白の花のコントラストがクリスタルガラスの光で引き立つ。1927年にルネ・ラリックがデザインしたタイムレスな逸品。硬質なクリスタルガラスに曲線的なレリーフとサテンの仕上げにより官能的な美をもたらしている。「バコントゥ ベース クリア」¥980,100

世界的フラワーアーティストが憧れる「ラリック」の魅力

スイートピー、チューリップ、紫陽花に菊。真っ白な花が活けられたその花器は、鮮やかな緑の花軸をしかと抱き、花びらの白さを讃える。

「このフラワーベースを見た瞬間、白だと閃きました」

とは、フラワーアーティストの東信氏。クリスタルガラスメゾン「ラリック」の花器からインスピレーションをうけ花を活けた。その花器とはベルベットのようなテクスチャーのクリスタルガラスに、酒の神バッカスが伴う10人の巫女が舞う「バコントゥ」だ。

「花だけではなく、この女性たちの美しさも魅せられるようにと白を選びました。白はこの擦りガラスのようなサテン仕上げのクリアな印象もともに花と引き立て合えると思ったのです」

花と植物を題材に実験的なクリエイションを続け世界中で作品を発表し、国際的に高い評価を受けている東氏は、花器はとても重要な存在であると語る。

「フラワーアレンジメントの技術は、歴史的にも器の発展とともに向上してきました。花と器はともに高めあう存在で、そして花器がなければ、花は活けられない、すなわち私も生きられないということ。花と器と水、それらは等しくとても大きな意味を持つ存在なのです」

アール・ヌーヴォー、アール・デコの時代を切り拓いたパイオニアにより創設されたラリック。その花器は東氏にとっても長年憧れであった。

「ラリックの装飾的で色気のある器は立体的なぶん、さらに表現力を問われるのではとも思っていました。けれど実際に活けてみると、器の存在感がありながらも花のパワーもさらに高めてくれました」

ラリックの創設者、ルネ・ラリックは「アートを日常に共存させる」という非凡なアイデアのもと装飾的デザインのプロダクトを提唱し続け、ビジネスとして確立した。一方、東氏も世界の街角で道ゆく人々に花を配る「FLOWER SHOP KIBOU」などのパフォーマンスを行うことで、「アートを日常に」することを提案し続けている。

「花って、世界中で冠婚葬祭に使われているもの。でもそれだけではなく芸術としてももっと日常に取りこんでもっと日常を豊かにしてほしい、そういう思いで私は日々活動しています」

本物の上質を知る人にこそふさわしいラグジュアリーな器で、花とアートをより身近に楽しんでみたい。

ラリックのフラワーベース&オブジェコレクション

「モシ ベース クリア」
サテン仕上げのベースの上に「カボションカット」と呼ばれる丸い宝石のようなクリスタルが6列16個合計96個並ぶ、コンテンポラリーなアート作品のようなラリックを代表する1933年から続くフラワーベース。丸いクリスタルが表面全体に反射して万華鏡のような視覚効果が生まれている。「モシ ベース クリア」¥631,400
「シャンゼリゼ ボウル クリア」
パリのシャンゼリゼ通りを彩るプラタナスの葉をかたどったダイナミックな造形のオブジェは、テーブルのセンターピースや小物入れなど用途も多数。葉の部分はクリア、葉脈部はサテン仕上げで絶妙な光のコントラストが生まれる。総勢10名の職人が18日間かけて制作する。「シャンゼリゼ ボウル クリア」¥783,200
「テラミネラル」コレクション
壮大な大地とそこに息づく繊細な美をインスピレーションにした新作「テラミネラル」コレクションのオブジェ。「カルデラ ボウル ペルセポリスブルー」¥657,800(右)。大地の地割れを表現した部分に金箔が貼られた「マグニチュード ベースGM ゴールドリーフ」¥6,987,200(奥中央)。険しい大地や岩場を飛びまわるアイベックスを模った「アイベックス オブジェ ペルセポリスブルー」¥698,500(左)。サテン仕上げと、クリアな仕上げを織り交ぜて氷のように輝く「ベイビーエレファント オブジェ クリア」¥128,700(中央手前)。

創造性に溢れた進化を。現代的なプロジェクト

ラリックのクリスタルガラスの花器やオブジェは、実用品でありながら芸術品のような装飾美を併せ持ち、真のラグジュアリーを知る人たちの感性を満たし続けている。

ラリックはさらに、その創造の歴史と優れたクラフツマンシップにより現代芸術家とのコラボレーションを数多く手がけている。2015年には現代アートを代表する芸術家、ダミアン・ハースト氏とのコラボレーション作品を発表。さらに世界的建築家のザハ・ハディド氏、光の芸術家と称されるジェームズ・タレル氏とのコラボレーションを発表し話題をさらった。

ダミアン・ハースト氏と「エターナル・ビューティ」
蝶のイメージをクリスタルの中に閉じこめた「エターナル・ビューティ」。¥3,493,600〜¥7,191,800

そして、顧客体験の面でも進化を続け2024年にはデジタルプロダクトパスポートを導入した。真正性や所有権の保持はもちろん、NFTとして機能するCGIアニメーションをダウンロードすることもできる。

時代が求める才能と技術を常に取りこみ、ラグジュアリーな体験を提案し続けるラリックから今後も目を離せない。

東信/Makoto Azuma
1976年生まれ。フラワーアーティストで、オートクチュールの花店『JARDINS des FLEURS』主宰。国内外で花と植物を用いた多岐にわたる表現活動を行い高い評価を受けている。

問い合わせ
ラリック ジャパン TEL:0120-505-220

TEXT=安井桃子

PHOTOGRAPH=操上和美

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