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GOLF

2022.10.29

3パット撲滅! パー4で2オンしたが、10m超も距離が残ったロングパット時に意識すべきこと

今回は、ロングパットについて。連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……

ロングパット

【ロングパットはファーストパットを寄せる】

パー4で1打目、2打目とまずまずのショットを放ってパーオンしたが、10メートル以上の距離が残ってしまった場合にどのような心構えでパッティングに臨めばいいだろうか。長い距離でもカップインを狙うという人もいるが、優勝争いをしているプロゴルファーならともかく、そんな成功確率の低いチャレンジはやめておいたほうがいいだろう。10メートル以上の距離から1パットで決めることは困難なうえに、2パットのパーでホールアウトすることも簡単なことではない。

「ロングパットでもカップを狙って、入れる気持ちで打った方が集中できる」と考える人もいる。たしかに集中力は増すかもしれないが、カップに入れようと考えると、「ライン」と「距離感」の2つのことを考える必要が出てくる。そして、多くの人はラインを読むことに気を取られて距離感がおろそかになりがちだ。その結果、大きくオーバーやショートしてしまい、3パットの原因になる。

10メートル超の距離からラインを読み間違えて左右に5メートル以上曲がってしまうケースは少ない。だが、距離が合わずに5メートルオーバーしたり、ショートしたりすることはよくあることだろう。このことから、ロングパットで3パットしてしまう原因の多くはタッチが合わないことと言える。極端に言うと、曲がり幅やラインは読まなくてもいいから、とにかくタッチを優先して寄せることが大事になる。ロングパットでは最初から1打で決めようなどという欲は捨てたほうが賢明かもしれない。

【振り幅で距離を合わせて一定のテンポで】

パッティングはボールがカップに近ければ近いほどカップインする確率が高まる。ロングパットを2パットで決めるには、1パット目をできるだけカップに寄せなければいけない。ファーストパットを寄せるためには、小さなカップを意識するよりも、大きな円を意識することをお薦めしたい。セカンドパットをパター1本分の半径、約1メートルの距離から打てればカップインの確率は高まる。直径2メートルのサークル内にボールを止めるイメージを持つことで、気負わずに楽な気持ちでファーストパットを打つことができる。

ファーストパットでボールを止めるゾーンが決まったら、次は距離感の出し方をマスターしたい。パッティングでは、パターの振り幅によって転がる距離を決めるため、距離によって振り幅を調整する必要がある。ゴルフ場によってグリーンの速さは変わるし、ラウンド中は様々な距離のパットを打たないといけないため、「10メートルはテークバックを30センチ引く」などと、あらかじめ距離によって振り幅を決めておくことは難しく、状況に合わせて振り幅を調整する必要がある。

では、状況に応じて振り幅を決めるにはどうすればいいのだろうか? ここで一旦、パターを置き、手でゴルフボールをグリーン上で転がすときにどのような方法で距離を調整するか考えてみてほしい。おそらく、多くの人は目標を見ながらどれくらいボールが転がるのかをイメージして振り幅を調整するのではないだろうか。近い距離なら手の振り幅を小さくしてボールを転がすだろうし、遠いときは腕を大きく振ってボールを転がすはずだ。

目から入ったターゲットまでの距離情報は脳に伝わり、その情報をもとに脳がボールの転がりをイメージし、そのイメージが手や腕などに伝わり振り幅を調整する。このように目と手が連動することを「ハンド・アイコーディネーション」と呼ぶ。ハンド・アイコーディネーションの精度を高めるために、実際に手でボールを投げてイメージ通りにボールを転がせるようにする練習がお薦めだ。練習グリーンなどで、パターでボールを転がす前に、手でボールを転がして目と手の連動を高めるといいだろう。ラウンド前に練習グリーンで行うことで、グリーンの速さを確認することにも役立つ。日ごろから練習を繰り返せば、目からの情報をもとに、振り幅を調整する流れがスムーズになり、距離の誤差が少なくなるはずだ。ラウンド中はボールの後方に立ち、目標を見ながら素振りをするルーティンを行うといいだろう。目から入った情報をもとにして、適切な振り幅を調整することで距離感を合わせることが可能になる。

パッティングの距離感を合わせる上でもう一つ重要なポイントはテンポだ。パッティングストロークのテンポが速くなればボールは転がり、遅くなるほど勢いは弱くなる。ロングパットを小さい振り幅でインパクトをパチンと打ってしまう人がいるが、インパクトの強弱で距離感をコントロールするのは難しい。どの距離でも同じテンポでストロークし、距離のコントロールは振り幅で調整するのが基本だ。テンポは自分なりの速さで構わないが、ストローク中は強弱をつけず速さを一定にし、どの距離でも同じテンポでストロークできるように練習しておこう。

ロングパットを確実に2打でカップインできればスコアは安定する。スコアアップのために距離感を磨いてほしい。

動画レッスンはこちら↓

過去連載記事

連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは……
世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

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TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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